BTC採掘難易度16%低下へ、それでも救われぬ業者|真の敵はAI

2026/07/27・

よきょい

BTC採掘難易度16%低下へ、それでも救われぬ業者|真の敵はAI

ビットコインは7月26日頃の難易度調整で、採掘難易度を約16%引き下げる可能性が出ています。稼働を続けるマシンの取り分は大きく増えますが、高額な電力契約や債務、弱いハッシュプライスといった構造的な問題は解決されないと見られています。

ネットワークはすでに7月11日に難易度を5%引き下げ、127.17兆としました。1ペタハッシュあたりの日次期待収益を示すハッシュプライスは7月13日に30.88ドルで、多くの採掘業者にとって損益分岐点付近か、それを下回る水準とされています。

2025年10月のピーク49.40ドル近辺からは37%低い状態となっており、取引手数料も報酬の0.69%にとどまり緩衝材にはなっていません。



難易度低下の恩恵は、最新機材と安価な電力、資金調達力を持つ効率的な業者に集中しやすいとされています。CleanSparkは6月に614BTCを産出しながら429BTCを売却し、MARAは第1四半期に約2万880BTCを約15億ドルで売却して12.6億ドルの純損失を計上しました。集約が進み、ハッシュレートが回復しても業界が健全とは限らない構図が見られます。

さらに大きな競争相手は他の採掘企業ではなくAIインフラとなりつつあります。TeraWulfはAnthropicと約401メガワット・約190億ドル規模の20年リースを結び、Hut 8も契約容量を704メガワットに拡大しました。

電力と土地を持つ拠点の価値が高まるなか、難易度低下はビットコイン側にわずかに有利に働くものの、長期契約の魅力を打ち消すには至らなさそうです。

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