日本初の預金型ステーブルコイン「トチカ」発行へ
2024/04/01・
hapi
ニュース
ブロックチェーン技術を活用した分散型ID、デジタル地域通貨、デジタル証明書の発行プラットフォームを提供するDigital Platformer株式会社は株式会社北國銀行と協業で、日本初の預金型ステーブルコイン「トチカ」を発行しました。
価格が米ドルなどの法定通貨と連動し、安定した価格で提供されるステーブルコインですが、「トチカ」は実際の銀行預金と1:1で連動していた形で発行されます。
利用方法とメリット
「トチカ」を利用するためには、北國銀行の普通預金口座と連動した「トチツーカ」をインストールする必要があります。
北國銀行の普通預金口座を登録すると同口座に入金を行うと、1円につき1トチカが発行される仕組みとなっており、加盟店でトチカを使用すると現金同様に支払いが可能です。
ユーザー側も従来通りのキャッシュレス払いと同様の使用方法で支払いが可能という利点の他、導入する店舗側も手数料が0.5%と低コストであり、ブロックチェーンの安全性や信頼性だけでなく導入コストの低さがメリットとされています。
今後の展望
北國銀行とDigital Platformerは、石川県内の金融機関に呼びかけ、「トチカ」の普及を目指す方針です。さらにユーザー同士の送金機能の追加など、利便性の向上にも注力していく考えです。
長期的に、全国の金融機関でステーブルコインの発行が可能になれば、ユーザーは簡単に地域を越えた支払いができるようになります。このように、「トチカ」は地域密着型のサービスとしてスタートしますが、将来的には日本全体の金融インフラDXと地方創生の促進に大きく寄与することが期待されています。
記事ソース:PR times