イーサリアムの時代は終了? 3〜9か月で資金不足の警告
よきょい

イーサリアムのコア貢献者の間で、ステーキング報酬の一部をエコシステム開発に振り向ける改革案が議論されています。
バリデータ(トークンをロックして取引を処理しネットワークを保護する主体)が報酬の一定割合を開発に振り向けることを表明し、51%の多数が支持すれば全体に義務化される仕組みです。振り向け率の上限は10%とされ、最大で年間約7万ETH、現在の価格で約1億2000万ドルを生み出せる計算とされています。
the reason why you’re seeing more and more of these types of proposals/ideas and alarms about ‘funding running out’ is because a lot of people who have had “Ethereum UBI” are sensing we’re on the eve of a powershift where Ethereum is finally becoming more capitalistic. they want… https://t.co/zDKTnQ6f1w
— _gabrielShapir0 (@lex_node) June 21, 2026
この提案には関係者から賛否が分かれています。弁護士のガブリエル・シャピロ氏は、これを一部の初期貢献者が「イーサリアムのUBI」を維持しようとする動きだと表現し、機関からの資金提供のほうが効率的だと主張しました。Rotkiのレフテリス・カラペツァス氏も、開発者を商業的な現実に向き合わせるほうがよい結果を生むと指摘しています。
ガバナンスと財団資金をめぐる懸念
ガバナンス上のリスクも指摘されています。大規模な機関ステーキング事業者が51%超を支配すれば資金率の決定と受取先の選定が可能になり、残りのバリデータが望まないプロジェクトへの支援を強いられる恐れがあります。
— trent.eth (@trent_vanepps) June 18, 2026
この議論は規模を縮小中のイーサリアム財団にとって不安定な時期に重なっています。元貢献者のトレント・ヴァン・エップス氏は、今後3〜9か月以内に資金不足に直面する可能性を警告し、コア開発の維持には年間約3000万ドルが必要だとしています。
一方、BitMineのトーマス・リー氏は資金崩壊の可能性は「ゼロ」だと一蹴するなど楽観論も根強く、財団が主要な資金的支柱を担う時代は終わりに近づきつつあるようです。
イーサリアムの2026年価格見通し
こうした資金や開発体制をめぐる不確実性は市場のイーサリアム価格に対する見方にも影を落としています。予測市場Polymarketの「2026年にイーサリアムはどの価格に到達するか?」という市場では、年内に2000ドルに到達する確率が約79%、2250ドルが約59%と織り込まれています。
しかしながら、3000ドルは約24%、3500ドルは約14%と昨年の高値圏の奪還は厳しいとみなされていることに加え、1500ドルへ下落する確率は約77%、1000ドル以下も約26%で推移するなどさらなる下落の可能性が高いとされています。(関連:「ビットコインはいつ15万ドルに到達する?」)
これらの数値は集合知として市場参加者の確信を示すものであり、世論調査のように結果を保証するものではありません。開発資金の調達方法が未解決のまま残るなか、イーサリアムが強制的な報酬転用、民間資本への依存、あるいは複数モデルの併用のいずれを選ぶかが、今後の価格や投資妙味に対する見方を左右していきそうです。
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記事ソース:Polymarket
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