イーサリアム11周年、手数料減で「ウルトラサウンドマネー」に揺らぎ
よきょい

引用元: J-Alone / Shutterstock.com
イーサリアムが7月30日で誕生から11年を迎えました。最初の10年でDAO事件を乗り越え、PoSへ移行する「マージ」を完了し、ステーブルコインやDeFi、トークン化資産の中心的な基盤となりましたが、2度目の10年はより難しい課題に直面しているとされています。
Ethereum Mainnet turns 11 today.
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— Ethereum (@ethereum) July 30, 2026
DefiLlamaとRWA.xyzのデータによると、イーサリアム上のステーブルコインは約1,488億ドル、トークン化された実物資産(RWA)は約155億ドルにのぼります。一方、アプリケーション全体の24時間手数料が約856万ドルなのに対し、ベースチェーン自体の手数料は約73万4,000ドル、収益は約33万ドルにとどまっています。
2026年6月の学術研究では、メインネットの取引手数料の中央値が2024年から2026年初めにかけて2ドル超から0.02ドル未満へ低下し、レイヤー2の中央値も95%以上下がったと報告されています。手数料の低下は利便性を高めた一方、ETHの価値を支えてきた「ウルトラサウンドマネー」論の根拠を弱めました。ヴィタリック・ブテリン氏も、L2中心の環境でETHが価値を蓄積し続ける必要があると認めています。
課題はほかにも存在します。ロールアップごとに異なるセキュリティ保証の統一、財団の人員削減後に増えた関連団体のガバナンス、そして中立性を保ちながら処理能力を拡大することが挙げられています。
ETHがネットワークの成長を自らの価値へ取り込めるかどうかが、次の10年を左右しそうです。
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