45億ドルの米大型株ETF、上位2銘柄が仮想通貨関連に
よきょい
ファンドストラットが運用する米大型株ETF「Granny Shots US Large Cap ETF」(ティッカーGRNY)の9月4日時点の保有構成で、首位がビットコイン財務会社ストラテジー(MSTR)の3.02%、2位がロビンフッド・マーケッツ(HOOD)の2.99%となりました。
上位入りの経緯には誤解が生じやすい点があります。8月21日のリバランス通知では全保有銘柄を均等ウェイトに戻すとされましたが、ストラテジーとロビンフッドはもともと組入済みで、新規採用ではありません。
順位を押し上げたのはリバランスではなく株価
42銘柄を均等ウェイトに戻せば1銘柄あたりの出発点は約2.38%です。MSTRは8月21日終値の119.25ドルから9月3日の144.82ドルまで約21.4%上昇しており、この値上がりが均等ウェイトからの乖離と首位浮上の相当部分を説明できます。
運用体制の面でも、この保有を一人の判断に帰すのは不正確です。6月のSEC提出書類では、日々の証券運用の第一義的な責任をトム・リー氏とケン・シュアン氏が共同で負い、チャオ・デュアン氏とスティーブン・フォイ氏が売買執行を統括するとされています。
記録から言えるのは、均等ウェイト化の後に急騰が起きて首位に押し上げられたという限定的な事実です。
6.01%はビットコイン6.01%ではない
両社の仮想通貨との接点は性質が異なります。ストラテジーは8月30日時点で845,050BTCを保有するとされ、ビットコイン価格が貸借対照表の中心に位置します。ただしMSTR株にはレバレッジ、資金調達条件、証券発行、ソフトウェア事業、そして財務戦略に対する市場のプレミアムやディスカウントも織り込まれます。
現物型ETFとは構造が違います。ブラックロックはiShares Bitcoin Trust ETFについて、ビットコイン価格を反映することを目指し、ビットコインを保有資産とすると説明しています。GRNYの投資家が持つのはアクティブ運用者が選んだ事業会社株であり、価格変動には運用、財務、規制、執行、株式市場の評価が混ざります。
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