韓国大手銀行がソラナ採用、1500万人の送金実証へ

2026/06/24・

よきょい

韓国大手銀行がソラナ採用、1500万人の送金実証へ

韓国のインターネット専業銀行「トスバンク(Toss Bank)」が、ソラナ(Solana)のブロックチェーンを活用した海外送金・決済の概念実証(PoC)に取り組むことが明らかになりました。今回は消費者向けの正式機能ではなく、インフラの実証段階に位置づけられています。

この提携が注目される理由は、仮想通貨ネイティブの決済企業ではなく規制下にある銀行が運営する送金実験に公開型ブロックチェーンを組み込む点にあります。ソラナは同行が約1500万人の顧客を抱えると説明しており、これは韓国最大級のデジタルバンキング基盤の一つです。

トスバンクは2026年1月に国際送金サービスを開始し、主要7通貨に対応した30カ国向けのほぼリアルタイム送金を提供しているとされています。



既存サービスがある分、ブロックチェーン決済には決済コストや速度など具体的な改善が求められます。初期段階ではソラナ上でのステーブルコイン送金の技術的な実現可能性が検証され、後の段階で海外提携先やAML(マネーロンダリング対策)・KYC(本人確認)といった手続きが想定されているとされています。ソラナ上にはすでに数百億ドル規模のステーブルコインが流通し、なかでもUSDCが最大のシェアを占めています。

もっとも韓国のステーブルコイン政策は依然として中心的な制約です。金融委員会(FSC)は銀行中心の発行を議論しているものの、発行体の詳細や法整備の内容は確定していないとされています。

今後はステーブルコインの発行体や最初の送金経路、提携先などの具体的な開示が、PoCが実際に顧客の使える段階へ進むかを示す指標になりそうです。

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