S&P500は最高値もBTC足踏み、現物出来高は統計開始以来の低水準

2026/08/15・

よきょい

S&P500は最高値もBTC足踏み、現物出来高は統計開始以来の低水準
ct analysis

米S&P500種株価指数が7,798.99で最高値を更新した一方、ビットコインは63,347.73ドル付近にとどまり、1か月以上にわたり支えとなってきたオンチェーン水準のすぐ上で足踏みしています。売り手の勢いは鈍りつつあるものの、新規の買い需要は価格を押し上げるには弱いとされています。

Glassnodeの週次分析は6万3000ドルを「中央値実現価格」(流通供給の半分が最後に動いた価格)と位置づけ、市場の平均取得コストのおおよその中間点だと説明しています。上値では6万8700ドルの短期保有者コストベース、下値では6月安値の5万8500ドル、さらに5万2800ドルの総実現価格が意識される水準として挙げられています。



マクロ環境は株式に追い風でした。7月の米生産者物価は前月比横ばい、10年債利回りは4.68%から4.64%へ低下し、北海ブレント原油は2.1%下落しています。それでもビットコインは資金を引き寄せられず、米現物ETFは8月12日に6110万ドルの純流出を記録しました。株高とBTCの弱さが同時に生じたことは、資金が直接移動した証拠にはならない点にも注意が必要です。

流動性の細さも懸念材料です。GlassnodeによるとBTC建ての現物出来高は2019年の統計開始以来の低水準まで落ち込み、直近の買い板の厚みは7月初旬から約33%減少しました。6万3000ドルを明確に割り込めばレバレッジ解消売りが5万8500ドルを試す展開もあり得る一方、6万8700ドルの回復には出来高とETF資金流入の裏付けが必要になりそうです。

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