PayPayが止まった日|AWS依存が浮き彫り、ステーブルコインに注目
よきょい

引用元: jackpress / Shutterstock.com
7月16日夕方、QRコード決済サービス「PayPay」で大規模な通信障害が発生し、アプリの読み込みや決済ができない状態となりました。公式サイトや障害情報ページにもアクセスできない状況が続き、Xでは「PayPay障害」がトレンド入りするなど混乱が広がりました。
原因は同日午後5時40分ごろから発生した米アマゾンのクラウドサービス「AWS」の世界規模の障害で、PayPayもオフラインモードを除きサービス全体が利用しづらい状況になったと説明されています。出前館やチケットボードなどの加盟サービスがPayPay以外の支払い方法を呼びかけるなど影響は広範囲に及びましたが、障害は同日中に復旧したとされています。
今回の障害を受け、仮想通貨業界ではパブリックブロックチェーン上で発行されるステーブルコイン(法定通貨に価値が連動する仮想通貨)の耐障害性に注目する声が出ています。ブロックチェーンは世界中の多数のノード(サーバー)で分散運用されるため、特定のクラウド事業者の障害だけで決済網全体が停止する可能性は低いとされています。
一方で、ウォレットアプリや取引所のフロントエンドはクラウドに依存するケースが多く、ステーブルコインが万能な代替手段とは言い切れないとの指摘もあります。
日本国内では円建てステーブルコイン「JPYC」の発行が始まるなど、ブロックチェーンを活用した決済インフラの整備が進みつつあります。単一のクラウドに依存する集中型インフラのリスクが改めて浮き彫りとなった今回の障害は、決済手段の多重化やステーブルコイン活用の議論を後押しする材料になりそうです。
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