BTCが時価総額を上回る「割安株」の罠、株主の取り分は最後尾か
よきょい

米Hyperscale Dataの株式時価総額が、開示されているビットコイン保有額を下回る状態になっています。ただしその差額が普通株主に帰属するかどうかは、別の問題だとされています。
同社は7月27日時点で完全子会社のSentinumとAult Capital Group(ACG)が合計1,106.0467BTCを保有し、6万4,784ドルの終値で約7,170万ドル相当になると発表しました。一方、FactSet提供のデータでは7月28日終値後の時価総額は約5,640万ドルで、保有BTCの総額が約1,500万ドル上回る計算です。
もっともこれは純資産価値との比較ではありません。3月31日時点の四半期報告では、流動負債1億9,600万ドル、負債合計2億1,670万ドルに加え、9,010万ドルの優先株清算優先権が開示されています。
さらに転換社債の担保として差し入れられた分を含む1,670万ドルの制限付き仮想通貨があり、7月27日時点でどれだけが拘束されているかは不明とされています。
資本政策も不確実性を高めています。同社は6月18日に最大3億ドルの新株発行プログラムを開始しましたが、実際の売却株数と調達額は公表されていません。ACGについても2027年4-6月期に分離する見込みとされており、普通株主が最終的に得られる取り分は見えにくい状況が続きそうです。
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