ステーブルコイン決済企業に不正アクセス、顧客資金は影響なし
よきょい

シンガポールを拠点とするステーブルコイン決済企業のTriple-Aは7月27日、自社の仮想通貨を保管するウォレットへの不正アクセスがあったものの、顧客資金への影響なく封じ込めたと発表しました。同社はトレジャリーの損失額やウォレットへのアクセス経路については明らかにしていないとされています。
Triple-Aは7月25日に事態を確認したとし顧客の仮想通貨は保管しておらず、顧客資金は保全機関の信託口座で分別管理されており影響を受けなかったと説明しています。一部サービスは約3時間メンテナンスモードに置かれたものの、その後すべて復旧し、取引や決済は正常に処理されているとのことです。財務的な影響は特定の業務用口座に限られ、トレジャリー準備金で全額吸収されるとしています。
一方、オンチェーンアナリストのSpecter氏は、今回の事態に関連する資金が集約されたイーサリアムアドレスを特定したとされています。Etherscanの記録によると、7月24日と25日に0.01ETHを超える12件の送金があり、合計5,287.08568411ETHが同アドレスに流入したとのことです。
ただしこれらの送金は不正アクセスの開始時期や損失額を裏付けるものではなく、同社の顧客資金分別の主張を否定も証明もできないとみられています。
シンガポール金融管理局(MAS)は、Triple A Technologies社を国内外送金などが認可された主要決済機関として登録しているとされています。同社はサイバーセキュリティやブロックチェーン分析の専門家、シンガポール警察などと協力して資産の追跡と回収に取り組んでいるとのことで、損失規模とアクセス経路の解明が引き続き焦点となりそうです。
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