出荷量は1桁増でも売上76%増|キオクシアを押し上げた価格高騰とは

2026/08/01・

よきょい

出荷量は1桁増でも売上76%増|キオクシアを押し上げた価格高騰とは

引用元: Wirestock Creators / Shutterstock.com

キオクシアホールディングスの2027年3月期第1四半期は、売上収益が1兆7,671億円と前四半期比76.2%増、前年同期比では415.5%増となりました。伸びをけん引したのは物量ではなく価格で、米ドルベースの販売単価が前四半期比で約70%上昇した一方、記憶容量ベースの出荷量の増加は1桁前半%にとどまっています。

アプリケーション別ではSSD&ストレージが1兆1,747億円(前四半期比95.7%増)と全体の66%を占めました。このうちデータセンター・エンタープライズ向けが売上構成比で6割を超え、AIサーバー向けの需要を受けて物量・売上ともに過去最高を更新したとしています。スマートデバイスは5,257億円(同55.8%増)、その他は667億円でした。



市場見通しについて同社は、2026年(暦年)のNAND市場のビット伸長率を10%台後半と想定し、自社もこれに準じたビット成長を見込むとしています。2027年には需要が供給を上回る状況を予想。一方でスマートフォン向けのNAND需要は2025年比で横ばい、PC向けはBOMコスト上昇の影響で微減とされ、成長がAI関連に偏った構図となっています。

主要顧客との長期供給契約(LTA)を通じ、2028年の出荷物量のカバー率50%に向けて進展しているとも説明されています。第2四半期のガイダンスは売上収益2兆3,900億円、Non-GAAP営業利益1兆9,000億円(マージン79.5%)で、価格上昇を前提とした収益拡大がどこまで続くかが焦点となりそうです。

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