Xが金融参入、預金に年利6%|ステーブルコインに迫る利回り
よきょい

引用元: PatrickAssale / Shutterstock.com
X(旧Twitter)は7月27日、金融サービス「X Money」を米国の一部利用者向けに提供開始したと発表しました。預けた資金に年利(APY)で最大6.00%が付くとされ、この水準は仮想通貨のステーブルコインを運用して得られる利回りに匹敵します。ドルと連動するステーブルコインを軸に利回りを提供してきた事業者にとって、大手プラットフォームの参入は無視できない動きとみられています。
Your money, on the world’s most powerful network
Money is rolling out to U.S. Premium and Premium+ subscribers starting today pic.twitter.com/2c1UMkB4Kn
— X Money (@XMoney) July 27, 2026
X Moneyのサービスページによると、最大6.00%のAPYは上位プランの「Premium+」利用者が対象で、通常の「Premium」利用者も一定の直接入金の条件を満たせば適用されるとされています。資金はFDIC(米連邦預金保険公社)加盟のCross River銀行などで保管され、キャッシュスイーププログラムを通じて最大1,000万ドルまで保険の対象になるとのことです。
近年、USDCなどのステーブルコインを預けて数%の利回りを得る運用が広がっていましたが、X Moneyは銀行預金の枠組みで同等の利回りと預金保険を両立させた形となります。
この構図はステーブルコインの利回り市場に一定の圧力を与える可能性が指摘されています。仮想通貨の利回り商品は価格変動やスマートコントラクトのリスクを伴う一方、X Moneyは米ドルベースでFDIC保険が付く点が対照的とされています。
ただしX Moneyが将来的にステーブルコインを統合するかは現時点で公表されておらず、米国では2026年に成立したステーブルコイン規制の枠組みも整いつつあることから、プラットフォームが独自のドル型トークンや決済への応用に踏み込む余地も残るとみられています。
日本の銀行預金と比べても差は鮮明です。3メガバンクは2026年8月3日に普通預金の金利を0.3%(税引き前)から0.4%へ引き上げるとされ、約34年ぶりの高水準ながら米国の利回りには遠く及びません。X Moneyがステーブルコインと競合するのか、あるいは取り込むのか。大手SNSが金融に本格参入したことで、仮想通貨業界にとっても今後の動向が注目されそうです。
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