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2019/03/13MyEtherWallet(マイイーサウォレット)がイーサリアムのブロックチェーンエクスプローラをローンチ
3月11日、Ethereum(イーサリアム)のウォレットとして知られるMyEtherWallet(MEW)が、オープンソースのブロックチェーンエクスプローラであるEthVM Alphaをローンチしました。 今回のローンチはEthVMのα版とされており、EthereumのRopsten テストネット上でのものとなっています。 このブロックチェーンエクスプローラを利用することで、ユーザーはブロックチェーンの履歴や残高、スマートコントラクトなどをすべて確認することができます。 [caption id="attachment_33859" align="aligncenter" width="800"] ropsten.ethvm.com[/caption] UI面でも非常に直観的なデザインとなっていますが、現段階ではMEW(MyEtherWallet)のように日本語への対応は行われていないようです。 同じくEthereumのブロックチェーンエクスプローラであるEtherscanなどは、EthVMの大きな競合として挙げられますが、UI・UX面ではウォレットとのシームレスな統合なども可能なEthVM、機能面ではランキングなど様々な機能を持つEtherscanがそれぞれ優れているのではないかと考えられます。 [caption id="attachment_33861" align="aligncenter" width="800"] etherscan.io[/caption] EthVM Alphaのリード開発者であるAldo Borrero氏は、今回のローンチに関して Ethereumはオープンで分散的なプラットフォームとなるべく開発が行われた。EthVMでも同じ信念を貫き、この素晴らしいプロジェクトを拡大・改善していくための世界的なコミュニティとなることを目指している。 とオープンソースでコミュニティと共にサービスの改善に努めていく姿勢を語りました。 スイスでMyEtherWalletからKYC無しでのフィアット両替・引出しが可能に 記事ソース:MEW (MyEtherWallet) Launches Open Source Blockchain Explorer for Ethereum
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2019/03/11Cosmos Hubのメインネットローンチまでのカウントダウンが開始される
クロスチェーン系のプロジェクトであるCosmosが、正式にメインネットのローンチまでのカウントダウンを開始しました。 ローンチに向けた公式サイトでは、カウントダウンまでの日付が表示されており、ローンチは日本時間で3月14日朝8時に予定されています。 2016年にホワイトペーパーがリリースされたCosmosは約3年間に渡り開発が行われ、今年の初旬からセキュリティ監査やテストネット(Game of Stakes)などの準備が進められていました。 先日完了した、『Collecting Genesis Transaction』では初期のバリデーターが選出され、残すはメインネットのローンチのみとなっています。 [caption id="attachment_33773" align="aligncenter" width="789"] Cosmos Hubローンチに向けたマイルストーン[/caption] Cosmos Hubのメインネットローンチ後の予定としては以下の3つのフェーズに分類されています; ローンチ後のネットワークの安定化 トークンの移動が解禁 IBC (Inter-Blockchain Communication)が利用可能に フェーズ1となる14日のメインネットローンチでは、ネットワークが不安定となることが予測されるため、CosmosのトークンであるAtomの移動を行うことができません。 フェーズ2では、オンチェーンガバナンス(Atomを利用したVoting)によりAtomの移動が解禁されるか否かがコミュニティの投票によって決定されます。 フェーズ3では、IBCが利用可能となり、ここで初めてその他のブロックチェーンが連結され、ユーザーはトークンやNFTなどをCosmos上で移動することができるようになります。 また、先日CosmosのAtomトークンの先物が韓国の取引所であるDFlowに上場しましたが、ローンチ後は1:1でスワップを行うと発表しています。 COSMOSのATOMトークンの先物が韓国新興取引所DFLOWに2月18日に上場 - CRYPTO TIMES
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2019/03/08Binance Launchpad(バイナンス ローンチパッド) 第3弾! – Celer Network ( $CELR )の概要や特徴、仕組みを詳細解説!
Celer Network(CELR)は高速で簡単、安全なトランザクションを可能にするためのレイヤー2のスケーリング技術を応用したプラットフォームです。 先日、BinanceのLaunchpadの第三弾としてのプロジェクトとしても紹介された上、現在もなお課題とされているセキュアでスケーラブルなプラットフォームを開発しているとして大きく注目されています。 また、Binance Blogにて公開された記事内ではCeler Networkは「仮想通貨の普及を促進するソリューション」であるとも述べています。 本記事では、そんなCeler Networkの特徴や概要、技術の詳細についてまとめています。 Celer Network (CELR)の概要 CELRの概要 通貨名/ティッカー Celer Network (CELR) 総発行枚数 10,000,000,000 CELR 創業者(Founder) Mo Dong氏他4名 主な提携先 Dfinity, aelf, Qtum, QuarkChain 特徴 レイヤー2スケーリング 公式リンク Webサイト Twitter Blog(Medium) Binance Launchpad WeChat(微信) Discord Youtube Github IEO情報とトークンメトリクス CELRのBinance LaunchpadでのIEO情報 トークンセール開始 2019/03/19 02:00PM UTC (11:00 日本時間) トークン規格 ERC-20 パブリックセール価格 0.0067 USD パブリックセール枚数 597,014,925 枚(総供給量の約6%) キャップ(Min/Max) 20 USD / 1,500 USD ハードキャップ 4,000,000 USD トークン配布 セール終了から15日以内 プライベートセール価格 0.015 USD プライベートセール枚数 約 1,550,000,000 枚 (15.5%) トークンのアロケーション詳細 [caption id="attachment_33550" align="aligncenter" width="700"] Binanceより[/caption] 今回、BinanceのLaunchoadのセールに割り当てられるトークンは、上述の通り全体の6%となっています。 プライベートセール(15.5%)とシードラウンド(11.5%)を合わせると、投資家向けには合計で全体の33%のトークンが割り当てられていることがわかります。 また、セール価格がプライベートセール($0.015USD)と比較して今回のLaunchpadでは約1/2($0.0067US)に設定されていることも注目すべきポイントです。 Celer Network(CELR)の特徴を詳細解説 Celer Network(CELR)は、オフチェーン技術を応用し安価で高速なトランザクションを実現することでブロックチェーンの普及を目指すプラットフォームを開発するプロジェクトです。 Celer Networkが開発する技術を利用することで、同様のトランザクションにおいて、Ethereumと比較して100倍以上の手数料を削減できると言われています。 Celer Networkが既存の技術と比べて何がどのように優れているのか、なぜ注目されているのかがわかります! ブロックチェーンのボトルネックとなる問題の解決を目指す ブロックチェーン技術はインターネット上における価値の交換を可能にし、分断されている情報を繋ぎあわせ、新たな経済を創り上げるものとして注目されています。 しかし、単一のノードが管理するサーバー、或いはそれ以上の速度を伴う情報交換(スケーリング)とオンチェーンで一般的に行われている合意形成の2つの概念は対局に位置するものであるとしているのがCeler Networkです。 Celer Networkでは、オフチェーンという部分に目を付けこのブロックチェーンにおける最大のボトルネックをクリアすることを目指します。 水平なスケーリング Celer Networkがレイヤー2のスケーリング技術を開発していることは先述しましたが、Celer Networkは水平にスケーリングをしていくことも一つの大きな特徴です。 水平なスケーリングというのは、ノード数が増えればスループットがその分だけ向上するというもので、技術的な大きな改善などを必要としない直線的なスケーリング手法とされています。 これにより、オフチェーンで展開されるアプリが増えた場合でも十分な数のノードが存在するという条件を達成していれば、潜在的に億単位のTPSを実現することが可能となります。 EthereumやDifinityなどの他のチェーンとの互換性がある 現状、EthereumやDfinityの他、EVM(Ethereum Virtual Machine)ベースのブロックチェーンとの完全な互換性があると発表されています。 オフチェーンであればLightning Networkなど、オンチェーンであればSegWitなどのスケーリング手法が存在しますが、これらは実装可能なブロックチェーンが限られているケースが多く、そのほかのチェーンではコンパイル(変換)が必要となります。 Celer Networkでは、ユーザー数やDAppsの数が多くスケーリングにおいてより早急な改善が必要とされるEthereumやその他のチェーンとの互換性を持っており、これも一つの大きな特徴と言えるでしょう。 トランザクションの際の手数料が非常に安価 スマートコントラクトでは、処理が複雑になればなるほどその際に発生する手数料が高くなるという点が課題とされてきましたが、オフチェーンでスマートコントラクトを執行する際の手数料もゼロに抑えられるようです。 少額、安価ではなくゼロという点は非常に重要なポイントで、これによりユーザビリティの非常に大きな向上が見込まれます。 また、マイクロペイメントの場合、直接Ethereumで行うのではなく、Celer Networkを通じて行うことで、コストを1/100以下に抑えることができるともされています。 ゼロに近いレイテンシーを実現 レイテンシーとは一般的に遅延時間などと訳されますが、トランザクションにおけるレイテンシーと捉えて問題ないでしょう。 従来のブロックチェーンだとトランザクションを送信してからそれが完全なものとなる(Finalize)されるまでタイムラグがありました。 Celer Networkではレイテンシーの大幅な(約20,000倍程度)改善を実現しており、これにより即座のトランザクションが可能となるようです。 Celer Network(CELR)に利用されるコア技術・詳細な仕組みを解説 Celer Networkが以上のように、非常に優れた特徴を持つことは理解していただけたと思います。 続いて、Celer Networkが採用するコアな技術や仕組みなどを解説します。 少しテクニカルな内容になってしまうため、難しいと感じた人はロードマップまで読み飛ばしてもCeler Networkの概要や開発スピードなど、十分に理解できると思います。 cStack - Celer Networkの階層化された構造の総称 eStackとは、以下に説明するcChannel、cRoute、cOSなどの総称となります。 各パーツに分かれて、それぞれが明確に別々の役割を果たすことで、開発や実装をより容易なものにしていくという意図があるようです。 cChannel - ステートチャネル・サイドチェーンのパッケージ cChannelとは、ダイレクトにステートチャネルやサイドチェーン部分の技術を担うパッケージになります。 まず初めにこの技術を理解するために、ステートチャネル技術で課題とされてきたデポジットなどの仕組みを改めて理解していきましょう。 ステートチャネル技術(Lightning Network場合)について Lightning Networkを簡単に説明すると、複数者間での資産の移動においてこのステート(状態)の遷移をオンチェーンで行わず、オフチェーンのチャネル上で処理し、チャネルで起きたトランザクションの最後の結果(収支)のみをオンチェーンに記録するといったもので、オンチェーンにおける負担を軽減することのできるという技術でした。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] シンプルなステートチャネルの仕組み図解[/caption] 基本的にステートチャネルには以下の3種類の形態が存在することを覚えておくとcChannelの理解が楽になると思います。 Payment Channel - 決済用途 Application Specific State Channel - アプリケーション特化型チャネル Generalized State Channel - 汎用ステートチャネル cChannelでは、3番目にあるGeneralized State Channelと呼ばれる汎用ステートチャネルの仕組みを利用します。 2番目のApplication Specific State Channelと違い、汎用ステートチャネルではある目的のために開かれたチャネル(デポジット)を他の用途に使用することができます。 ステートの遷移というアイデアが非常に重要になるので、これを頭に入れながら読み進めていただけるといいかもしれないです。 cChannelとは?仕組みやメリットを解説 cChannelとは、Celer Networkの構造の最下部に位置し様々なブロックチェーンとのインタラクションを行い、一方で上層のcRouteへと最新のステートを伝える役割を果たします。 要約すると、オフチェーンにおけるステートの遷移を管理する部分と言って問題ないと思います。 これは、Generic Dependency DAGと呼ばれる独自のチャネル同士のネットワーキングの構造によって可能となっています。 Dependency DAGとは AliceとCarlのバトルがその下位のステートに、AliceがBobに$3USDというステートが更にその下位のステートに依存するようなイメージのDAG(有効非巡回グラフ) Celer Networkでは、用途に応じたDAppsに最適なコンディション(ペイメント, ゲーム, 保険など)の複数のチャネルがネットワークのように相互に繋がっていきます。 この構造をGeneric Dependency DAGで再現することで、オフチェーンにおけるDAppsの複雑性や高いパフォーマンスをサポートすることが可能となっているのです。 cRoute - 価値転送における最適なルーティング cStackにおいて中層に位置するcRouteとは、オフチェーンにおける価値の転送の部分で役割を果たすCeler Networkにおける中核の一つです。 Celer Networkでは、ペイメントだけでなくDAppsもすべてオフチェーンで実行することが可能ですが、ここではどれだけ速く、かつ効率よく価値の転送を行うことができるかという点が非常に重要になります。 従来のルーティング(経路探し)の形式では、最短のルートを探すという方式が利用されていましたが、これはLightning Networkなどではチャネル内のステートのみを参照すれば問題がなかったので成立していました。 しかし、説明の通りGeneric Dependency DAGを利用するcChannelでは、常にオンチェーンのステートを参照してオフチェーンのステートの遷移を行うため、オンチェーンのステートの変化に対して対処が難しく、 同様の方式ではうまくルーティングを行うことができません。 そこで、考えられたのがDistributed Balanced Routing(DBR)と呼ばれる新たなルーティングの仕組みになります。 Distributed Balanced Routing (DBR) Distributed Balanced Routing(DBR)とは、ワイヤレス通信のルーティングから着想を得て考えられたCeler Networkのルーティングの仕組みになります。 この仕組みでは、ソースからゴールまでの最短距離を探す代わりに、ルーティングは既存のネットワークの混雑状況に応じて行われることになっています。 DBRでは特別に何かをする必要性を伴わずにアルゴリズム的に透明に、各ステートチャネルのバランスを取ることが可能です。 また、アルゴリズムの名前にDistributed(分散型)とありますが、これは各ノードが近くのノードとコミュニケーションを取り、その混雑状況によって自動的にルーティングが行われるので、そういった意味でも完全に分散型のアルゴリズムであると言えるでしょう。 プライバシーに関してもZK-Snarks等を利用せずとも、自動的に決定される複数のチャネルを経由して価値の転送が行われるので、問題はないとされています。 cOS - オフチェーンアプリ向け開発フレームワーク・ランタイム cStackの最上位に位置するcOSとは、オフチェーンでのDAppsの開発フレームワークを指します。 オンチェーンでのDAppsの開発と比較すると、Celer NetworkがメインとするオフチェーンでのDAppsの開発はかなり複雑で、開発者にとっては大きな障壁となります。 Celer Networkでは、オンチェーン・オフチェーン間でのステートの遷移など、以上に紹介するような複雑な仕組みを気にせず簡単に開発に集中できるような環境としてcOSを提供しています。 cEconomy - エコシステムの実現・維持に必須とされる経済モデル cEconomyとは、cChannelでのステートの遷移の整合性を保つための経済モデルと考えるとわかりやすいかもしれません。 これまでのプロジェクトでのエコノミクスはオンチェーンを主眼に置いていましたが、Celer Networkではオフチェーンをベースにモデルを構築していることが特徴です。 このcEconomyは以下の3つの要素によって構成されています; Proof of Liquidity Commitment (PoLC) Proof of Liquidity Commitment(PoLC)とは、オフチェーンのネットワーク化されたチャネルにおいて十分かつ安定した流動性を提供するための、仮想的なマイニングのプロセスを指します。 このマイニングに参加するためには、アイドル状態の仮想通貨或いはCELRを一定期間の間コミットすることが条件とされています。 これに対して、CELRで報酬の付与が行われるため、オフチェーンにおける流動性の維持に参加することへ対してのインセンティブが発生します。 Liquidity Backing Auction (LiBA) Liquidity Backing Auction(LiBA)とは、オフチェーンのサービスプロバイダ向けに展開される『クラウドレンディング』であると紹介されています。 レンディングを行う側(貸し手)は任意の利子、流動性の準備量、CELRのステーク量に基づいて決定される『Happiness Score』と呼ばれるスコアによってランク付けが行われます。 ここでは、CELRのステーク量に対して比較的大きな比重が置かれており、オフチェーンのサービスプロバイダに対して優先的に選択されレンディングを行うことが可能となるようです。 State Guardian Network (SGN) State Guardian Network(SGN)とは、Celer Networkに用意されたコンパクトなサイドチェーンであると説明されています。 このサイドチェーンでは主に、ユーザーがオフラインの際オフチェーンにおけるステートを守る役割を果たします。 SGNのGuardian(守護者?)となるためには、SGNへのCELRのステークが必要とされますが、Guardianはユーザーからのサービス手数料やGuardの機会を得ることができるようになります。 Celer Network(CELR)のロードマップ 予定時期 達成予定内容 2019年Q1 cChannel: 汎用ステートチャネルの性能向上及び、より多くのユースケースをサポート cRoute: 最初の実装とそのテスト cOS: SDK v2.0 リリース、モバイル・ウェブプラットフォームの統合フローに注力 cEconomy: PoLCとLiBAのセキュリティ監査、SGNのテストネットαローンチ Community: サードパーティアプリをCelerのプラットフォームへ迎える 2019年Q2 cChannel: 段階的なEthereumメインネットのロールアウト、及び他のブロックチェーンの継続的な統合 cRoute: テスト・初回のデプロイ cOS: SDK v3.0 リリース cEconomy: PoLC メインネットローンチ Community: オフチェーンサービスプロバイダの参加 2019年H2(後半) cChannel: クロスチェーンのインターオペラビリティ cRoute: プロダクションの計測と最適化 cOS: SDK v4.0 リリース、現実でのユースケース向けにUXの改善 cEconomy: SGNとLiBAのメインネットローンチ Community: Celerを利用することのできるアプリのエコシステム拡大を続けていく 最新のロードマップはCeler Networkの公式サイトから確認することができます。 各フェーズについて、具体的に確認していきましょう。 【2019年Q1】 2019年Q1 cChannel: 汎用ステートチャネルの性能向上及び、より多くのユースケースをサポート cRoute: 最初の実装とそのテスト cOS: SDK v2.0 リリース、モバイル・ウェブプラットフォームの統合フローに注力 cEconomy: PoLCとLiBAのセキュリティ監査、SGNのテストネットαローンチ Community: サードパーティアプリをCelerのプラットフォームへ迎える BinanceのICOが行われる今年の3月までがQ1となりますが、各パーツそれぞれでローンチまでの進度が異なるようです。 Celer Networkが開発する技術をテストしていく段階と考えて問題ないでしょう。 【2019Q2】 2019年Q2 cChannel: 段階的なEthereumメインネットのロールアウト、及び他のブロックチェーンの継続的な統合 cRoute: テスト・初回のデプロイ cOS: SDK v3.0 リリース cEconomy: PoLC メインネットローンチ Community: オフチェーンサービスプロバイダの参加 4~6月となるQ2ですが、ここではEthereumのメインネットにロールアウトが行われるようです。 cOSの新たなバージョンのSDKやPoLCのメインネットローンチなどと、cStack全体での準備がこの段階で整ってくるような印象を受けます。 【2019年H2(後半)】 2019年H2(後半) cChannel: クロスチェーンのインターオペラビリティ cRoute: プロダクションの計測と最適化 cOS: SDK v4.0 リリース、現実でのユースケース向けにUXの改善 cEconomy: SGNとLiBAのメインネットローンチ Community: Celerを利用することのできるアプリのエコシステム拡大を続けていく 2019年後半となるH2ですが、ここではクロスチェーンのインターオペラビリティに注目すべきでしょう。 オフチェーンの流動性供給にインターオペラビリティが付与され、これだけのパフォーマンスが出るといよいよ実利用が見えてきそうですね。 Celer Network(CELR)プロジェクト考察 ここまで、Celer Networkの特徴や技術仕様の解説、ロードマップの紹介などを行ってきました。 以上を踏まえて、Celer Networkの競合プロジェクトとの比較など、個人的な考察を紹介していければと思います。 競合プロジェクトとの比較優位(Raiden, Lightning Network) Raiden Networkは、ペイメントチャネルを利用して、スケーラビリティの向上を図るプロジェクトの一つです。 現在は、Red Eyesと呼ばれるv.0.100.1が昨年12月よりEthereumのメインネット上にリリースされています。 一方で、Lightning Networkも、ペイメントチャネルを利用したBitcoinのスケーラビリティ向上を目指すプロジェクトです。 こちらも、既に世界中で利用されており、先日はTwitter上でtippin.meと呼ばれるサービスを利用したLightning Torchと呼ばれるムーブメントが話題を呼びました。 Raiden NetworkとLightning Networkの概要を掴めたと思いますので、この2つのプロジェクトをCeler Networkと定量・定性的に比較してみましょう。 Celer Network(CELR) Raiden Network(RDN) Lightning Network チャネルの種類 Generalized State Channel Payment Channel Payment Channel 対応 Ethereum, DFinity Ethereum Bitcoin トークン使途 エコシステム内のインセンティブ 追加の機能への決済(?) - 状態(チャネル数) 未リリース 56 32,222 オフチェーンスマコン 〇 - - 用途 マイクロペイメント・ESportsのゲームなど マイクロペイメント マイクロペイメント この比較表を見ると、ステートチャネルの種類から多くのユースケースをサポートすることのできるCeler Networkが、潜在的な実用性という部分で優れていることがわかると思います。 しかし、マイクロペイメントを想定するようなケースにおいて、チャネル数が本記事執筆時で30,000を超えるLightning Networkはオフチェーンでの流動性という点において他を圧倒しています。 懸念点として、Celer NetworkのユースケースにESportsと記載されていますが、現在の状況を鑑みても、Celer NetworkのSDK(cOS)を利用してMass-Adoptionを狙うことのできるESportsゲームがリリースされることは近い将来とは考えにくいでしょう。 開発スピードもここまで非常に順調 [caption id="attachment_33639" align="aligncenter" width="963"] Binance Researchより[/caption] Binance Researchによって公開されている資料によれば、これまで(2018年Q3から現在2019年Q1)の開発は、すべてロードマップに記載されているタイミングと同じ、或いはそれよりも早い段階での達成となっています。 さらに、CelerXと呼ばれる実際のプロダクトや、ソフトウェアの開発を行うことのできるCeler SDK(Software Development Kit)が既にリリースされていることから、着実にプロジェクトがリリースに向けて進んでいることがわかります。 Celer NetworkのWeb3.0ウォレット『CelerX』 CelerXとは、Celer Networkのオフチェーンスマートコントラクトなどの利点を享受することのできるWeb3.0ウォレットです。 現在はメインネットのリリースが行われていないため、テスト版での公開となりますが、既にiOS、Android共に正式にリリースが行われており、Celer NetworkのDAppsをプレイすることができるようになっています。 DAppsの一つである五目並べの映像も公開されており、通常のDAppsと比較して約1,000倍以上速いとされるUXを実際に体感することができます。 Celer Networkのソフトウェア開発キット『CelerSDK』 ゲートウェイとしてのCelerXだけでなく、Celer Networkを利用したハイスピードなDAppsを開発するためのキットであるCeler SDKもすでにDocumentationが公開されています。 ステートチャネルのユースケースはこれまで、マイクロペイメントに限られていましたが、Celer SDKではこれだけでなく、デリバティブ市場におけるインスタントマッチングや双方向的なゲーム、予測市場など様々なものがオフチェーンで開発可能となります。 現在、Celer NetworkのGitHubにはiOS、Android、WEB向けの開発のガイドが記載されており、課題として考えられるサービスプロバイダ・ユーザーの獲得にも大きな力を入れていることがわかりますね。 Celer Network(CELR)プロジェクトまとめ Binance Launchpadの第三弾として選ばれ再度注目を受けたプロジェクト、Celer Network(CELR)についてまとめました。 冒頭に書いたとおり、Binance CEOであるCZはスケーラビリティ問題が暗号通貨市場における成長の妨げになっていると考えているようで、Celer Networkが現在、クリプトエコノミクス構築の初期デモと、それを支えるレイヤー2ブロックチェーンアーキテクトで、この課題を解決する最前線にいると述べています。このことからも非常に注目性の高いプレイヤーであると言えるでしょう。 Celer Networkについてもっと知りたいと思った人はホワイトペーパーを読んだり、公式Twitterなどをチェックしたりしてみてください。 内容に間違いがあった場合、Twitterなどで指摘していただけると嬉しいです。 Celer Networkの公式リンクまとめはこちら 記事参考 : Celer Network Whitepaper , Binance Research , Binance Blog
特集・コラム
2019/02/20Binanceが独自チェーンBinance Chain と Binance DEXのテストネットをローンチ
CEOであるCZ氏(@cz_binance)によりローンチが間近とされていたBinance ChainとBinance DEX(@binance_dex)のテストネットのローンチが2月21日についに行われました。 https://twitter.com/Binance_DEX/status/1098132267770114049 Binance DEXとは、Binanceが独自に開発するブロックチェーンであるBinance Chain上の分散型取引所を指します。 詳細は以下の記事にまとめていますので、下記記事を参照ください Binance(バイナンス)がテストネットリリースを間近に控えるBinance Chainの詳細に関して - CRYPTO TIMES Binance DEXの特徴 UI・UXに関して Binance DEXのUIは上記のようなイメージになっており、CZ氏が以前から言及しているように、Binance.comのUIと比較しても遜色のないデザインとなっています。 その他、注文画面などの細かなUIを見ても、Binance.comと同様の形となっていることがわかります。 買い(売り)注文に関して、注文のオプションがDEXではLimit Order(指値)での注文のみとなっている点などで多少の違いが散見されましたが、基本はほぼ同じようなUI・UXとなっています。 通貨ペア部分に注目 通貨ペアの部分に注目すると、BNB以外の銘柄にはすべて『~~~.B』というように末尾に.Bがついています。 BinanceのGitHubのドキュメントを確認すると、これに関して For example, on the Binance Chain testnet, you can see BTC.B, which is a pegged (tethered) token for the real BTC running on Bitcoin network. BTC.B runs on Binance Chain, and cannot be directly transferred/deposited/withdrawed to Bitcoin network directly (coming soon). When the real mainnet comes in, these pegged tokens can be deposited back to Binance.com. For example, when you withdraw BTC.B or Bitcoin BTC from Binance.com accounts, you would have a choice to withdraw it as the Bitcoin BTC or Binance Chain BTC.B. So can be the case for other coins, especially the ERC20 ones. と記載されており、Bitcoinであれば、実際のBitcoinと価格がペッグされたBinance Chain上のトークンであることを示しています。 また、トップページのTransfer Assetという項目には、将来的にBinance DEX上のウォレットアドレスにBNB及びその他の仮想通貨資産を送金することで、Binance Chain上で資産を保管することができるようになると記載されています。 なお、テストネット上のアドレスに直接、これらの通貨を送金することはできず、資産を失う恐れがありますので注意してください。 Binance DEXのブロックエクスプローラ こちらや上記の画像から確認できるように、Binance Chainでは毎秒ブロックが生成されていることがわかると思います。 これは、Binance DEXの一つの特徴である『Instant Confirmation (Finality)』と呼ばれるものであり、DEX上で起きたトランザクションは即座に承認され確実なものとなります。 Binance DEX上でのトークン発行 前回の紹介記事でも触れた、DEX上でトークンを発行することのできる機能に関してですが、こちらはまだ実装されていないようです。 Binance DEXで実際に取引を行う方法 Binance DEXで取引を始める方法を簡単に解説します。 今回はテストネットなので、自身の資産を失ってしまう恐れはありませんが、Keystoreファイルやそのほかのキーなどはしっかりと保管するようにしておきましょう。 ウォレットの作成 Binance DEXのトップページ中央(或いは右上)から、『Create (a) Wallet』ボタンをクリックし次に進みます。 ウォレットのパスワードを設定します。 この際、パスワードは『8桁以上』・『大文字小文字の両方』・『記号』を含むというすべての条件を満たしている必要がありますので、注意してください。 イメージ水色の枠にパスワードを入力し、チェックボックスにチェックを入れ、『Download Keystore File』を押して次に進みます。 すると、Keystoreファイルをダウンロードします、という確認が表示されますので、そのまま『Continue』を押します。 ダウンロードされたKeystoreファイルは、テストネットで自分のウォレットにアクセスするために必要になりますので、大切に保管しましょう。 続いて、Keystoreファイルのアップロード以外の方法でログインするための情報が表示されます。 イメージの水色ボックス部分に、『24のフレーズ』、その右下をクリックすることで『プライベートキー』が表示されますので、こちらは無くさない場所にメモを取っておきましょう。 メモを取り終わったら、右下の『Continue』からさらに次に進むことができます。 これらが完了すると、ウォレットの作成は完了です。 続いて、先ほどダウンロードしたファイルを利用してログインを行うことで、作成したテストネット上のウォレットにアクセスすることができます。 ログイン時に、上記イメージのような画面が表示されますので、先ほどダウンロードした『Keystoreファイル』のアップロードを行いパスワードを入力、完了後『Unlock Wallet Now』をクリックすることで、すべての操作は完了します。 また、Binanceのアカウントを保有している方は、画面トップページからテストネット用のBNBを受け取ることもできます。テストネット用のBNBを送金する際は、Binanceアカウントに1BNBを保有しておく必要があります。 BNBの価格も上昇 今回のBinance Chain , Binance DEXのテストネット発表を受けて、Binanceの独自トークン BNB の価格にも影響が出ています。 記事執筆現在、$11.22で取引がされており、前日比で16.07%高となっています。Binance ChainやBinance DEXの期待の現れとも言えるでしょう。 まとめ テストネットがリリースされたBinance Chain , Binance DEXの情報をできる限り網羅的にまとめてみました! 予告通り、BinanceとUI・UXに違いを感じさせないようなデザインとなっており、今後のリリースにも十分期待できそうですね。 Binance Chain上の資産とその辺りのインターオペラビリティ・仕組みに関しては、詳細が発表され次第追記できればと思います。 参照:Binance Academy Binance DEX Binance Chain Docs
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2019/02/20港区とLAVENDER RING主催イベント『Minato City LAVENDER RING DAY 2019』が開催。イベント内ではブロックチェーン技術を利用した企画も実施
2019年3月30日、東京都港区にて、がんサバイバーの祭典として『Minato City LAVENDER RING DAY 2019』が開催されます。 イベントが行われる東京都港区は、自治体で初めて「がん」と共に生きるためのコミュニティ作りに取り組み、それを広げていくための施設を開設した場所として知られています。 今回のイベントで実施されるプログラムの一部で、ブロックチェーンの技術を用いてトークン発行を行い、コミュニティ内のアクティビティの実証実験を仮定した取り組みも行われるとされています。 Minato City LAVENDER RING DAY 2019 イベント概要 近年の医療技術は進歩しがんと共に生きる時代は到来しつつある一方で、がんサバイバーや家族はがんにかかると、孤独を感じ前向きに生きることが難しいといった課題に直面しています。 この原因として、一つに『がんになってもイキイキ暮らす人々がいる』ということが認識されていない点、また『彼らが社会とつながりを持つ機会が少ない』という二点が挙げられます。 今回開催されるイベント『Minato City LAVENDER RING DAY 2019』は、参加者が楽しめるだけでなく、サバイバーやサポーターの人々が他の参加者とのつながりを作ることを目的としたイベントになります。 LAVENDER RINGとは がんになっても笑顔で暮らせる社会を作ることを目指している電通や資生堂が中心となったボランティア活動。全がん色であるラベンダー色をシンボルとしています。2017年8月に東京で初めて企画開催。 企業や人、行政や学校、病院など活動の主旨に賛同する有志の方たちが自由に参加し、それぞれができることを持ち寄り、がんになっても笑顔で暮らせる社会の実現を目的として、具体的なアクションを起こしていく場であり活動です。 LAVENDER RING 公式サイト イベント詳細 プログラム・企画内容 ①『MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES(Supported by 資生堂)』 ②『MAKEUP &PHOTOS WITH SMILES写真展』 ③LAVENDER RING AWARD ④FUN WITH CANCER(仮) ⑤ブロックチェーンでつながる・ひろがる がんサバイバーの輪(仮) ⑥がんかるた制作 ⑦Survivors group photo ⑧ステージコンテンツ 「カバーメイクセミナー」山崎多賀子(美容ジャーナリスト)×青木和香恵(資生堂ライフクオリティビューティーセンター メーキャップケアリスト) 「LAVENDER AWARD授賞式」プレゼンター:中島ナオ(デザイナー/2018年大賞) 「3Dプリンタ親子ワークショップ 贈呈式」西口洋平(キャンサーペアレンツ)×参加者など多数のステージコンテンツを予定しています。 ブロックチェーンを利用した企画の紹介 今回、イベントで行われる企画の一つにブロックチェーンを利用した新たな試みが紹介されています。 『ブロックチェーンでつながる・ひろがる がんサバイバーの輪(仮)』と称される本企画は、イベントを通じて今まで知らなかったお互いが繋がっていけることを目的としています。 ””ブロックチェーンの技術を用いてトークン発行を行い、コミュニティ内のアクティビティの実証実験を仮定した取り組みを電通国際情報サービスと共同で開発中です”” と記載されており、コミュニティ内で利用されるトークンによるコミュニティの拡大というテーマは、今後ブロックチェーン技術の一つのユースケースとして注目できるかもしれません。 開催場所・日時等 会場:東京都港区白金台4丁目6-2『ゆかしの社 / ういケア』 日時:2019年3月30日 (土) 11:00~18:00 主催:港区・LAVENDER RING 参加費:無料 記事参照:Minato City LAVENDER RING DAY 2019 at ゆかしの杜
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2019/02/20AWSで簡単にVeChainThorのブロックチェーンをデプロイできるように
2月18日、Amazon Web Service (AWS)がエンタープライズ向けに、ワンクリックでVeChainThorのブロックチェーンをデプロイすることを可能にするサービスを開始したことが発表されました。 VeChainのBlockchain as a Service (BaaS)のソリューションは、2016年に最初のローンチが行われています。 このソリューションでは、NFTやRFIDなどのチップやブロックチェーン、個人認証技術、IoT、クラウドコンピューティング他、従来のITサービスが利用されており、ブロックチェーン技術を利用した包括的な企業向けITソリューションが提供されています。 今回のAWSにおけるサービス開始の発表により、顧客はVeChainを利用した以下のような様々なサービス・メリットを享受することができます。 Amazon Elastic Computing Cloud (Amazon EC2)における、VeChainThorをデプロイすることによる、データのアップロードやスマコンのデプロイ。 Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)によるデータ永続性の担保とコスト削減。Amazon Redshiftのデプロイにより、エンタープライズ顧客のデータ解析における効率が向上します。これは、企業のERPシステムとブロックチェーンシステムを接続し、標準化されたAPIを通じて恣意的にスマコンの呼び出しやデータのアップロードを行うことができることにより実現します。 Amazon EC2やElastic Load Balancing、Amazon Cloud Frontを利用した、ERPなどからの加工前データの収集。アプリケーションのバックエンドでは、AmazonRDSによりインターフェースを通してブロックチェーン上にデータの保管やアップロードが行われます。 VeChainはAWSの技術パートナーとして、AWS Partner Network (APN)に参加し、企業運営や技術開発、マーケティングのサポートを受けていくことも発表されています。 記事ソース:AWS Services Enable One-Click VeChainThor Blockchain Deployment for Enterprises
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2019/02/18リクルートがブロックチェーン技術対象のファンドを通じ、Beamに出資を行ったことが明らかに
リクルートの新ファンド『RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.』が、イスラエルに拠点を置きプライバシーに配慮したコインの開発を行う『Beam Development Limited』に対しての出資を行ったことが発表されました。 Beam Development Limitedでは、トランザクションにおける秘匿性を重視したコインであるBeamを開発しており、利用者の取引情報を守ることができるとされています。 最近では、トークンを利用した決済サービスが増えており、企業活動におけるブロックチェーンの利用が大きく期待されています。 一方で、リクルートでは、企業活動においてのブロックチェーンの利用において、機密情報となるトランザクションのデータが第三者に流出してしまうことを一つの問題として捉えており、これを解決することのできるBeamに対する出資を決定したとしています。 RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.は、拠点をシンガポールに置き、リクルートグループの新領域事業の創出を主な目的として11月創設された新たなファンドになります。 リクルートでは、社会環境におけるブロックチェーンの重要性がますます高まっている状況を認識し、同技術により迅速な投資を行っていくことを目的とし、今回のファンド設立に至ったとしています。 また、RSPでは投資の対価として株式を取得する形態以外の投資方法に着目し、トークンを用いて資金調達を行うスタートアップ企業への投資活動を通じて、ブロックチェーン技術の発展と普及を促進すると発表しています。 記事ソース:リクルート、ブロックチェーン技術を対象にした新投資ファンドを通じ、機密情報に配慮したブロックチェーンを提供するBeamへ出資
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2019/02/18みずほFGが『Jコイン』ローンチを控え、中国アリババ傘下のアリペイと提携を発表
3月にJコインを利用したQR決済サービス(Jコインペイ)開始を控えるみずほフィナンシャルグループ(FG)が、中国Alibabaの傘下であるアリペイと提携していくことを発表しました。 この提携により、Jコインペイのサービス加盟店において、アリペイが展開するQRコード決済サービスを利用することができるようになります。 全国60の地方銀行が加盟するJコインペイのサービスでは、提携先のアリペイを利用することができるため、訪日中国観光客の消費の拡大も見込まれます。 また、中国人観光客の呼び込みを狙う店舗にJコイン加盟を促すことで、デジタル通貨Jコインを利用したQRコード決済の普及を加速させる狙いがあると考えられます。 Jコインとは、みずほFGと60を超える地銀が連携して展開するインフラ上で利用される国産のデジタル通貨です。 その価値は、日本円と1:1に固定されており、みずほの提供するアプリから手数料無しに交換することができ、加盟する飲食店などで利用することが可能です。 Jコインの詳細は以下の記事をご覧ください; みずほが3月にデジタル通貨Jコインを発行することを決定!概要やメリットを解説! 記事ソース:みずほFG アリババ傘下「アリペイ」と提携 3月から独自QR決済「Jコインペイ」開始で
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2019/02/17仮想通貨取引所Coinmamaで45万人分の顧客情報が流出していたことが発覚
イスラエルに拠点を置き130万人の顧客を抱える仮想通貨取引所である『Coinmama』から顧客の情報が流出していたことが明らかになりました。 Coinmamaの発表によれば、2017年8月5日までに登録を行った45万人のeメールアドレスと暗号化されたパスワード(PHPASS)が流出し、ダークウェブ上で売買されていたようです。 2019年の2月15日時点では、これらのユーザーデータが悪用されている痕跡はなく、顧客の資産が被害を受けているといった痕跡は見つかっていないとしています。 また、その他のシステムが攻撃を受けたということも考えにくいとのことです。 Coinmamaでは現在、早急に本件に関する対応・調査を進めています。 2017年8月5日以前に取引所への登録を完了させている場合、自身の資産を守るための手順が記載されたイメージのようなEメールがCoinmamaから送信されており、そちらに従ってアカウントの保護を行っていくことが強く推奨されています。 記事ソース:Important message about Coinmama account security shota Eメールのなりすましにも十分注意してください!
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2019/02/16EOS版のFlappy Birdがリリース!ランキング上位にはEOSの報酬!
iOSで昔人気があったゲームの一つである『Flappy Bird』がEOS上でDAppsとして再登場したようです。 これまでも、Flappy BirdはTRON上にリリースされていたようですが、先日よりEOS上でもプレイすることが可能になりました。 DappRadarによれば、過去7日間で615人のユーザーがプレイし、そのトランザクション数は790であったと記録されています。 [caption id="attachment_31843" align="aligncenter" width="1024"] https://dappradar.com/eos/965/flappy-bird[/caption] EOS版のFlappy Birdでは、マニュアルプレイとロボットプレイの2種類のプレイ方法が存在します。 マニュアルプレイでは、従来のFlappy Birdと同様に自身で鳥を操作し最長距離を目指していきます。 一方で、ロボットプレイではAIにより鳥の操作が行われていきます。 最初は、AIにはデータが存在しないためすぐにゲームオーバーとなってしまうようですが、回数を重ねるごとに徐々に距離を延ばすための操作を自律的に学習していくようです。 Flappy Birdのページに行くと、イメージ中央の鳥のアイコンの下にある『Get a free bird』から12時間に一回無料のマニュアルプレイ用の鳥を貰うことができるので、鳥を購入せず無料でプレイすることも可能です。 なお、プレイにはEOSのウォレットのセットアップが必要となります。 Chrome向けのEOSウォレットであるScatterのセットアップ手順は下記の記事を参考に設定が可能です。 EOSのアカウント作成方法とウォレット『Scatter』の使い方を徹底解説! - CRYPTO TIMES