AltLayerのエアドロップが開始|プロジェクト概要と配布条件を紹介

2024/01/25・

Henry

AltLayerのエアドロップが開始|プロジェクト概要と配布条件を紹介

引用元: Medium

– 著者:Henry(@HenryWells1837

AltLayerのトークンに関するエアドロップが公式より発表されました。

本記事では、AltLayerの概要、特徴、トークンの機能性、そしてシーズン1のエアドロップについてご紹介します。

AltLayerとは

AltLayerは、アプリケーション開発者向けのプラットフォームで、ノーコードでロールアップを立ち上げることができるRollups as a Service ( RaaS) を提供する分散型プロトコルのプロジェクトです。シードラウンドでは、720万ドルを調達し、Polygon Capital、Breyer Capital、Jump Cryptoが出資に参加しています。

開発チームは、Dr. Yaoqi Jia(元Parity Asiaディレクターであり、Zilliqaの共同創設者兼CTO)によって率いられており、Parity、Zilliqa、Synthetixでの経験を持つ業界の専門家と受賞歴のある研究者で構成されています。

リステークロールアップ

このプロジェクトの注目すべきポイントは「リステークロールアップ」です。

これは、OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack、Polygon CDKなどのロールアップスタックから作成された既存のロールアップに、追加のセキュリティ、分散化、相互運用性、および暗号経済的に迅速な決済の特性を提供する新しいアイデアです。

リステークロールアップは、以下の点で特徴づけられます。

ロールアップスタックの利便性とEigenLayerのリステーキングメカニズムの組み合わせ

・OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack(ZKSyncによる)、Polygon CDKなどのロールアップスタックを使用して簡単にロールアップを立ち上げることができます。

・EigenLayerのリステーキングメカニズムを活用して、ネットワークのセキュリティを確立し、分散型ネットワークを構築します。

アクティブ検証サービス(AVS)の統合

・リステークロールアップは、特定のロールアップのためにオンデマンドで作成される3つの垂直統合型AVSのセットです。

・これらのAVSは、ロールアップの状態の正確性の検証、迅速な決済、および分散型シーケンシングといった重要なサービスを提供します。

モジュラーコンポーネントの活用

・VITAL(ロールアップの状態の分散型検証のためのAVS)、MACH(迅速な決済のためのAVS)、SQUAD(分散型シーケンシングのためのAVS)といったモジュラーコンポーネントを通じて、上記のサービスが提供されます。

リステークロールアップの主な目的は、アプリケーション開発者が特定のニーズに合わせてカスタマイズされたロールアップを迅速かつ簡単に立ち上げることを可能にし、それによってブロックチェーンのセキュリティ、柔軟性、および効率性を高めることにあります。

これにより、AltLayerはブロックチェーン技術における革新と迅速な実験を促進することを目指しています。

$ALTトークンについて

AltLayerがこれから発行するネイティブユーテリティトークンの$ALTは、以下の重要な機能を持っています:

経済的債権$ALTは、再ステークされた資産と共に経済的なステーク(担保)として使用され、悪意のある行動が検出された場合には、減少されることがあります。
ガバナンス$ALT保有者は、ガバナンスへの投票権を獲得します。
プロトコルインセンティブエコシステムのオペレーターは、各自のサービス提供に対して$ALTを報酬として獲得します。
プロトコル手数料ネットワーク参加者は、$ALTをAltネットワークのサービス利用料として利用します。

シーズン1のエアドロップの対象者と資格基準

今回発表されたエアドロップ(シーズン1)では、以下の条件に該当するユーザーが配布対象でした。

資格基準割合
NFT保有者35.47%
Altitudeキャンペーン参加者37.07%
EigenLayerリステーカー13.05%
EigenLayer エコシステムパートナーズ4.49%
$TIAステーカー9.92%

NFT保有者:

NFT数量
The OG Badge NFT389
Oh Ottie ! 1,768

Altitude キャンペーン参加者:

フェイズ対象アドレス
Phase 1 – テストネットブリッジ104,472
Phase 2 – beacon / ロールアップステーキング83,418
Phase 3 – リステーキング / フラッシュレイヤー150,674
Phase 4 – FOCG130,623

*上記は、プロジェクトGalaxeで開催されたイベントになります。
* 対象になるためには、ブロック16107850 から 18769911の間にEthereum メインネットで最低1回のトランザクション実績があることが条件でした。
*複アカ対策として、特定のウォレットと紐づいているウォレットは対象外となりました。

EigenLayerリステーカー:

Tier ( Restaked ポイント保有者 )対象アドレス
720 〜 72,0022,401
7,200 ~ 15,0002,464$TIAステーカー
15,000 ~ 25,0001,113
25,000 ~ 50,0001,129
50,000 ~ 1,612

EigenLayer エコシステムパートナーズ:

EigenLayer チームとエコシステム・パートナーの計39のチーム。

$TIAステーカー:

公式からの詳細は後日発表されます。

今回のエアドロップのクレーム期間は、2024年1月25日から2月25日までです。対象の方々は、クレームを忘れないようにしましょう。

また、スキャムサイトへの誘導などにも気をつけましょう。

$ALTトークンを活用した戦略

エアドロップされた$ALTトークンの取り扱いには、以下の3つの選択肢があります:

・売却:CEXやDEXでの売却。
・運用:貸付、流動性の供給、ステーキングなど。
・保有:ウォレットへの保有継続。

各ユーザーの戦略は異なるため、正解はありません。例えば、売却を選択した場合、得た利益を$TIAの購入資金にしてステーキングや運用に利用できます。

関連記事:仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介

現時点では$ALTの貸付先プロジェクトは未定ですが、過去の大型エアドロップで配布された$OP、$ARB、$TIAなどは流動性の供給や貸付担保の資産として利用されていました。

運用先での紛失リスクを回避したい場合は、ハードウェアウォレットに保有することも一つの選択肢です。複数の選択肢を組み合わせることも戦略として有効です。

まとめ

AltLayerのエアドロップは、今回のシーズン1に続いてシーズン2が計画されています。

エアドロップを逃した方は、シーズン2で$ALTトークンを獲得するチャンスをぜひ活用してください。


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