昨日大きく上昇したビットコイン市場では、久々に大きめのショートカバーが起こりました。
バイナンスの中国元OTC取引の話など、市場にとってのポジティブな話もありましたが、上昇した要因はハッキリとはわかりません。ですが、大きく動き出す予兆は確かにありました。
CRYPTO TIMES編集部では、昨晩に上昇する可能性が高いと分析していました。こちらの記事では、チャートなどを用いてそのワケを紹介していきます。
まず一つ目は、ビットコインの価格とビットコインを除いた(アルトコイン)マーケットキャップ、およびビットコインドミナンスの3つの比較になります。
上画像を見ると、昨日お昼頃からアルトコインマーケットキャップ(赤線)がビットコイン(青線)に比べると大きく上昇しているのがわかります。
これはアルトコインがよく買われていた証拠だと考えて良いでしょう。また、ビットコインのドミナンス(黒線)が減少していることからも同じことが言えます。
アルトコインはUSDTなどから直接買われるケースもありますが、ビットコインを経由して買われるケースも多くあります。その為、アルトコインが買われている状況ではビットコインの需要もあると考えて良いでしょう。
まずこれが、ビットコインが上昇するのではないかという判断における一つの材料になります。
次に考えるのは、以前も紹介した、ビットコインとイーサリアムの連動性です。
上画像は、BTCUSD(青)とETHUSD(黄色)の比較のチャートです。明らかにETHUSDの方が先に動いているのがわかります。
ETHUSDがBTCの上昇を先導したこともわかります。
これが2点目のビットコインの上昇要因です。
そして最後が、OI(未決済建玉)の変化です。上画像は昨日22時30分のデータになります。
価格の変化がない中でOIが明らかに上昇しているのがわかります。
まとめると、以下のデータから明らかにポジションの仕込みがあり、大きく動く予兆を察知することができました。
- アルトコインマーケットの活性化
- イーサリアムのビットコイン先導
- OIの変化による価格変動の予兆
この3点がわかっていたら、昨晩の大幅なショートカバーによる価格上昇は推測しやすかったのではないでしょうか。
以前にも似たような考察をしていますので、また同じような状況が来る可能性はあります。
是非参考にしてみてください。
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