仮想通貨HYPEに機関マネー殺到、現物ETFに1.5億ドルが流入
よきょい

米国で上場するハイパーリキッド(Hyperliquid)のネイティブトークン「HYPE」を対象とした現物ETF3本に、1か月で合計1億5400万ドルの資金が純流入しました。ハイパーリキッドは米国ユーザーのプラットフォーム利用を制限しているため、米国の投資家がHYPEを保有する主な手段がETFに限られていることも、安定した資金流入の背景にあるとされています。
より本質的な要因として注目されているのが、HYPEという資産そのものの性質です。ハイパーリキッドはデリバティブ(金融派生商品)取引の場であり、取引データを誰でも検証できる点が特徴です。年間ベースの手数料は10億ドルを超え、年間収益は約8億8,600万ドルと見られています。さらに手数料の99%がHYPEの買い戻しに充てられる仕組みで、取引の活発化がトークン需要に直結する構造になっています。
ビットワイズ(Bitwise)の最高投資責任者マット・ホウガン氏は、市場は潜在的な可能性の「1%しか開拓されていない」と述べ、多くの投資家がハイパーリキッドの実態をまだ理解していないと指摘しました。また、機関投資家がビットコインETFよりも速いペースでHYPE ETFに資金を投じているとの分析も出ています。
もっとも、この強気のシナリオは取引高の継続が前提です。トークンのアンロックが買い戻し需要を上回るリスクや、商品先物・トークン化株式に対する規制当局の動きも懸念材料です。HYPE ETFの資金流入が年初来の好調を経ても続くかどうかが、今後の試金石になりそうです。
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