NFTアートの作り方、販売方法を解説【初心者向け簡単ガイド】
Daichi
・「NFTアートを作ってみたいけど、作り方がわからない…」
・「自分で作ったデジタルアートをNFTとして販売してみたいけど、販売方法がわからない…」
上記のような方向けに、この記事ではNFTアートの作り方や販売方法を解説しています。
これからNFTアートを始める方に必要な情報や手順をわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- この記事のポイント
- NFTアートとは、唯一無二の価値を持つデジタルアート
- NFTアートの作成はPCやタブレット、スマホなどで誰でも手軽にできる
- 作成したNFTアートはマーケットプレイスで販売することができる
目次
NFTアートとは?= 唯一無二の価値を与えられるデジタルアート
NFTアートとは、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)という技術により唯一無二の価値を持つデジタルアートです。
従来のデジタルアート(イラストや動画、音楽、ゲームなど)は複製や改ざんが可能なケースがあり、本物と偽物の見分けが難しく、希少価値も生まれにくいという背景があります。
一方、NFTアートではブロックチェーン技術を活用することで、デジタルアートにアナログアート(絵画や彫刻など)のような希少性や唯一性を付与することができるようになり、唯一無二の価値を持つことができるようになりました。
NFTアートの作り方
NFTアートの作り方はデジタルアートとほとんど同じで、デジタルデバイスがあれば誰でも簡単に挑戦できます。
主な作り方は大きく分けると以下の3つがあります。
- PCやタブレットの描画ソフト
- スマホアプリ
- クラウドソーシング
順番に解説していきます。
1. PCやタブレットの描画ソフト
以下に定番のソフトをいくつかご紹介します。
▼有料ソフト
・Photoshop(フォトショップ)
・Illustrator(イラストレーター)
▼無料ソフト
・GIMP(ギンプ)
・MediBangPaint Pro(メディバンペイントプロ)
よりハイクオリティなイラスト作成や編集を行いたい場合はこの方法がベストです。
一方、本格的なソフトの使用には相応の知識と技術が必要となるため、初心者の方にはすこしハードルが高い選択肢であると言えます。
- この方法の特徴
- メリット:本格的でハイクオリティなイラスト作成・編集が可能
- デメリット:相応の知識と技術が必要
- こんな人におすすめ:描画ソフトの使用経験があり、より本格的な作品を目指す方
2. スマホアプリ
そこまで本格的なイラストを想定していない場合はスマホアプリでも作成できます。
とくにドット絵(ピクセルアート)はスマホアプリで手軽に作成することが可能です。
また、スマホでイラストを描きたいという場合も利用できるアプリがあります。
▼ドット絵(ピクセルアート)向けアプリ
・8bit Painter
・DottableまたはPixelabel
▼イラスト向けアプリ
・ibisPaint(アイビスペイント)
- この方法の特徴
- メリット:スマホで誰でも手軽に始められる
- デメリット:本格的なイラストの描画には不向き
- こんな人におすすめ:まずは手軽にデジタルアートを初めてみたい
③ クラウドソーシング
NFTの販売はしてみたいが作成する技術や時間がない…という場合は、費用はかかりますが外部発注を検討してみてはいかがでしょうか。
以下のようなクラウドソーシングサービスであれば、技術や経験のあるイラストレーターに作成を依頼することが可能です。
外部のクリエイターに依頼をする場合は、依頼時に権利関係などを明確にしておくことも重要です。
定番のクラウドソーシングサービスは以下の通りです。
- この方法の特徴
- メリット:技術や経験のあるクリエイターに依頼できる、作成に自分の時間を割く必要がない
- デメリット:費用がかかる
- こんな人におすすめ:費用がかかってもいいのでハイクオリティな作品を依頼したい
NFTアートの販売方法
デジタルアートが完成したら、NFTマーケットプレイスにアップロードし、NFTアートとして販売することができます。
- NFTマーケットプレイスとは?
- NFTの売買や取引を行うオンラインプラットフォームのこと。国内外に様々な特徴をもった多数のマーケットプレイスがある。
NFTアートを販売する方法は以下の通りです。
順番に解説していきます。
1. ウォレットを作成する
まず仮想通貨ウォレットを用意しましょう。
まずは仮想通貨ウォレットを用意しましょう。
はじめてのウォレットには最もメジャーなメタマスクがおすすめです。
メタマスクのインストールから登録、使い方については以下の記事で解説しています。
MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単
2. 暗号資産を用意する
作品のアップロードや出品に必要となる手数料の支払いのため、取引所で暗号資産を購入します。
はじめての取引所としてはOKCoinJapanがおすすめです。
また、NFTアートを始める場合は、多くのマーケットプレイスに対応するイーサリアム(ETH)を購入しておくとよいでしょう。
おおまかな手順としては以下の通りです。
- OKCoinJapanの口座を開設する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- 購入した資産をメタマスクに送金する
詳しい手順については以下の記事で解説しています。
OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説!
3. NFTマーケットプレイスのアカウントを作成する
ウォレットと資産の用意が完了したら、NFTマーケットプレイスのアカウントを作成しましょう。
代表的なNFTマーケットプレイスにはOpenSea(オープンシー)などがあります。
OpenSeaの始め方や使い方については以下の記事で解説しています。
NFTマーケットプレイスOpenSeaの使い方、出品から購入、ミント方法までを完全解説
4. 作品をアップロードする
用意した作品をNFTマーケットプレイスにアップロードしましょう。
作成したデジタルアートをNFTマーケットプレイスにアップロードすることで、ブロックチェーン上でNFTと紐付き、NFTアートとなります。
具体的なアップロード方法については手順3でご紹介した記事内で解説しています。
関連記事:OpenSeaでNFTを作成する
6. 作品を出品する
作品のアップロードが完了したら、NFTアートを出品しましょう。
価格、販売方法、通貨、スケジュールなどを設定する必要があります。
感覚としてはフリマアプリでの出品に近いものがあります。
具体的な出品方法については手順3でご紹介した記事内で解説しています。
関連記事:OpenSeaでNFTを出品する
NFTアート取引の実例
ここからはNFTアート取引の興味深い実例をご紹介します。
史上最高額で落札されたNFT
米国のデジタルアーティストであるBeeple(ビープル)氏による作品「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」は、2021年3月にNFTアートとして史上最高額となる約6,900万ドル(当時のレートで約75億円)で落札されました。
この落札は史上最高額であるということだけでなく、デジタルアートにこれだけの価値がついた事実として当時世界中のメディアで取り上げられ、その後のNFTブームを後押ししたことでも重要な出来事と言えるでしょう。
小学生の自由研究にまさかの高値
朝起きたら、、、、
凄いことが起きてた。。。。。
自由研究で描いた、
8才息子(@ZombieZooArt )
の描いたドット絵が、、、二次流通でスティーブ青木さん(@steveaoki )に買われてた。
しかも1個2ETH×2(約160万円)も。。。。。。。。。😂#nftアート #zombiezoo pic.twitter.com/sNfDWlVVId
— Emi Kusano🌠 (@emikusano) September 16, 2021
2021年9月、当時小学3年生のお子さんが夏休みの自由研究で作ったドット絵のNFTアートが、なんと米国の音楽プロデューサーであるスティーブ・アオキ氏によって約160万円(当時)で購入されたという出来事がありました。
プロのイラストレーターやアーティストでなくても誰でも手軽に作れて販売できる、そんなNFTの魅力を表す出来事として、当時SNSで多くの話題を呼びました。
まとめ
NFTアートの作り方や販売方法について解説しました。
NFTアートは著名人やアーティストだけでなく、一般の方でも誰でも手軽に作成し、販売することができます。
また、自分の好きなNFTクリエイターやその作品をコレクションしたり、実際にSNSやゲームで使用したりと、NFTアートの楽しみ方は様々です。
ぜひこの機会にスマホひとつからNFTアートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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