Aaveで約150億ドル規模のTVL流出、バイバック停止と大規模支援策が始動
Crypto Times 編集部

DeFi(分散型金融)レンディング大手のAaveで発生したエクスプロイトによってプロトコルから約150億ドル規模のTVL(預かり資産総量)が流出しましたが、現在では事態の解決へ向けた横断的な施策が始まっています。
1/ $AAVE buybacks have been paused since April 19, 2026.
Rather than deploying capital into buybacks, the DAO is putting its strong balance sheet to work for what matters most: supporting DeFi United and making affected users whole.
TokenLogic has submitted an ARFC to formally…
— TokenLogic (@Token_Logic) April 27, 2026
この大規模な資金流出を受けて、Aaveはトークンのバイバック(買い戻し)を一時停止することを決定。ARFC(Aave Request for Comments)を通じて正式に提案されており、停止の明文化と再開条件の策定が進められています。バイバックはキャッシュフローが許容範囲内に回復した段階で再開される予定です。
一方、被害を受けたユーザーの救済に向けた動きも迅速に進んでいます。Aave DAOやMantle Officialを含む主要DeFiプロジェクトが、rsETH( KelpDAOが発行するリステーキングトークン)の裏付け資産回復を目的とした大規模支援を「DeFi United」という枠組みのもとで展開しています。
具体的な支援内容は以下の通りです。
- Mantle Official:30,000 ETHのクレジットファシリティ(融資枠)を確約
- Aave DAO:rsETHの裏付け回復のため25,000 ETHを寄付する提案を提出
- Consensys:最大30,000 ETHの資金援助を表明
バイバックの継続を見送った理由として「救済活動への参加能力を低下させるため」と説明されており、現時点ではユーザー補償を最優先とする方針を明確にしています。
プロトコル内ではリスク管理を目的とした供給制限なども継続されており、市場の安定化とTVL回復に向けた取り組みが急ピッチで進められています。
今回の「DeFi United」による横断的な協力体制は、DeFiエコシステム全体の信頼回復に向けた重要な一歩として注目されています。
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