追い風のはずが半値に|ビットコイン、この10か月で何が起きたか

2026/08/05・

よきょい

追い風のはずが半値に|ビットコイン、この10か月で何が起きたか

引用元: Rido / Shutterstock.com

ct analysis

2025年10月6日に12万6000ドルを超えたビットコインは、2026年8月5日に約6万4000ドルとピークの半分程度で推移しています。

Bitcoin price by TradingView

この10か月間、米当局は取り締まりを再開せずETFの閉鎖も主要取引所への圧力もありませんでした。むしろ支援的な方向に動き続けたにもかかわらず需要が細ったことが、業界の前提を揺さぶっているとされています。

政策転換の規模は大きいものでした。2025年1月の大統領令が公開ブロックチェーンとステーブルコインの合法的利用を支持し、3月には没収したビットコインを保有し続ける戦略的ビットコイン準備が設けられました。SECは仮想通貨タスクフォースを設置し、2025年2月のCoinbaseに対する訴訟取り下げを皮切りに2026年4月までに7件を取り下げたと報告しています。2025年7月に成立したGENIUS Actは、決済用ステーブルコインの準備金・免許・開示の要件を定めました。



それでも価格は戻りませんでした。2025年10月10〜11日には約24時間で190億ドル超のポジションが清算されています。シティグループは7月1日時点で米現物ビットコインETFの年初来純流出を約33億ドルと推計し、2026年の流入想定を100億ドルからゼロに引き下げ、12か月見通しを8万2,000ドルへ下方修正しました。Coinbaseの4-6月期の取引収益は5億9,920万ドルと前年同期の7億6,430万ドルから減り、月間取引ユーザーも870万人から760万人へ減少しています。

企業のビットコイン準備モデルも逆回転しています。ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は6月29日から7月5日にかけて3,588BTCを約2億1,600万ドルで売却し、優先株の支払い原資などに充てました。4-6月期にはデジタル資産で83億2,000万ドルの損失を計上しており、その大半は価格下落に伴う未実現の会計上の損失とされています。

政策が変えたのは許可とアクセスであり、価格を決めるのは次の買い手だという構図が改めて浮かび上がりそうです。

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