債券市場が利上げを織り込む、ビットコインの流動性回復シナリオに逆風
よきょい

年末までのFRB利上げが織り込まれたとの報道が続いています。FRBのウォラー理事は緩和バイアスを取り除くべきだと述べ、利下げ観測を「クレイジー」と表現しました。2026年序盤にリスク資産を支えた利下げの追い風が利上げリスクへと転じつつあります。
長期国債利回りはすでに上昇しており、30年債は5.201%と2007年以来の高水準、10年債は4.69%と2025年1月以来の高さに達しました。CME FedWatchでは年末までに少なくとも1回の利上げが行われる確率が約58%と示されています。
これらはFOMCの行動に先立って実質的な借入コストが上昇していることを反映しており、利回りのない資産にとって機会費用を高めるものとなります。
米国株式と10年債利回りの2カ月相関は-0.70まで低下し、1999年以来の低水準となりました。
The stock-bond relationship is showing a rare pattern:
The 2-month correlation between US equities and the 10-year Treasury yield is down to -0.70, the lowest since 1999.
In other words, over the last 2 months, stocks and the 10-year Treasury yield have moved in opposite… pic.twitter.com/drb6PF8bbO
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) May 22, 2026
ビットコインは2025年から2026年にかけて高ベータのリスク資産として株式センチメントと連動して動いてきたため、利回り上昇が株式を押し下げると暗号資産も広範なリスクオフの一部として下落しやすくなります。世界の株式ファンドは、5月22日までの週に9週ぶりの資金流出を記録しました。
強気シナリオではイラン情勢の不確実性が後退し、原油価格が落ち着き、10年債利回りが4.4%付近へと戻る展開が想定されています。一方、弱気シナリオではインフレの粘着性がタカ派姿勢を維持させ、10年債が4.69%以上へ押し戻されるとされています。
ビットコインの次の動きは、国債利回りがリスク資産に回復の余地を与えるほど低下できるかにかかってきそうです。
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