普及世界1位のブラジル、1万ドル以上の仮想通貨送金に報告義務

2026/09/29・

よきょい

普及世界1位のブラジル、1万ドル以上の仮想通貨送金に報告義務

ブラジル中央銀行の認可を受けた金融機関は、10月1日から、自己管理型ウォレットとの間で1万ドル相当以上の仮想通貨を送受信した場合に、金融活動管理評議会(Coaf)への報告が義務付けられます。根拠となるのは決議「BCB 588」です。自己管理型ウォレットとは、取引所などを介さず利用者自身が秘密鍵を管理するウォレットを指します。

報告は入金と出金の双方が対象で、送金を処理した金融機関が翌営業日までに行います。基準額を満たせば、疑わしい取引かどうかに関係なく自動的に報告対象となるため、利用者が自分のウォレットへ資産を移す通常の送金も含まれます。疑わしい取引の報告制度は、これとは別に既に存在しています。

さらに2027年1月1日には決議「BCB 584」が施行され、一部の外部送金に予防的な保留手続きが導入されます。ブラジルはChainalysisの2026年版仮想通貨普及指数で世界1位となり、測定期間中の取引規模は2525億ドルと中南米最大ですが、直近の期間では1.6%縮小しました。

取引所や銀行は、自己管理ウォレットの特定や取引額の算定、報告の自動化を短期間で整える必要があります。規制の網が広がるなか、大口の利用者や事業者の資金移動にも影響が及ぶことになりそうです。

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