BTCマイニングハードウェア大手Canaan、仮想通貨保有は過去最高の約1.48億ドルに

2026/05/25・

よきょい

BTCマイニングハードウェア大手Canaan、仮想通貨保有は過去最高の約1.48億ドルに

ビットコインマイニング用ハードウェアの大手Canaanの最新決算で、対照的な2つの側面が浮き彫りになりました。マイニング機器を販売する事業が大幅に弱含む一方で、同社自身の暗号資産保有が膨らんでいます。

ASICメーカーである同社の2026年第1四半期の売上は6270万ドルで前四半期の1億9630万ドルから急減し、純損失は8870万ドルへと拡大しました。

同時にCanaanは3月末時点で1807.60BTCと3951.53ETHという過去最高の暗号資産保有を計上。会計処理などを考慮する前の現物ベースで約1億4800万ドル相当となります。製品売上は前四半期の1億6490万ドルから4290万ドルへと落ち込み、ビットコイン価格の下落後の需要鈍化が背景にあるとされています。



ASICメーカーはマイナーの経済性の上流に位置します。新しいマシンがコストを回収できるとマイナーが確信すれば発注が増えますが、電力コストやマイニング難易度、採掘収益性が利益を圧迫すると需要は急速に弱まります。一方、Canaanはマイナー販売で得たステーブルコインの収益をビットコインに転換しており、自社マイニングも継続してBTCを積み増しています。

同社は第2四半期の売上を3500万〜4500万ドルと第1四半期を下回る水準に見込んでおり、損益計算書が回復を示さない中で、バランスシートが物語の中心になりつつあります。

Canaanはハードウェア販売者であると同時に、マイナー、暗号資産トレジャリー保有者、そしてエネルギー・計算インフラの運営者という複数の顔を持つようになりました。今後の焦点は第2四半期に売上と製品価格が安定し第1四半期を一時的な弱さと見なせるか、それともトレジャリーやインフラへの依存が一段と強まるかにありそうです。

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