イーロン・マスク氏、ドージコインの裁判で勝訴|価格操作の疑いめぐり

2024/09/02・

Crypto Troll

イーロン・マスク氏、ドージコインの裁判で勝訴|価格操作の疑いめぐり

引用元: kavi designs / Shutterstock.com

イーロン・マスク氏とテスラ社に対するドージコイン価格操作訴訟が棄却されました。

原告側は、マスク氏のソーシャルメディアでの影響力などがドージコイン価格を不正に高騰させ、その後の暴落で投資家に損失を与えたと主張していました。しかし、マンハッタンの連邦地裁判事は、原告側が主張を裏付ける十分な証拠を提示できなかったとして、マスク氏側の勝訴を決定しました。

2022年から続いた価格訴訟裁判

今回の裁判は、2022年6月、ドージコインの投資家キース・ジョンソン(Keith Johnson)氏が、マスク氏とテスラを相手取って集団訴訟を起こした裁判となっています。

この訴訟では、マスク氏、テスラ社、スペースX社が、ドージコインを利用した仮想通貨マルチ商法やネズミ講に関与しているとし、原告はドージコインは投資家を騙して高値で買わせる「単なる詐欺」だと主張していました。

原告側はマスク氏がソーシャルメディアでの影響力と2021年にNBCの「サタデー・ナイト・ライブ」で司会を務めるなど知名度の高い公の場に登場することを利用して、ドージコインの価格を2年間で36000%以上も人為的につり上げたと主張しており、投資家が大きな損失を被る一方、マスクとテスラ社は慎重にタイミングを計って取引を行い利益を得たとしていました。

2023年4月、マスク氏は裁判の破棄を求めました。マスク氏の弁護団は合法的な仮想通貨について支持的なツイートをすることは違法ではなく、訴訟は「ファンタジー」だと反論しており、その主張が認められた形となります。

この訴訟の棄却はマスク氏とテスラ社にとって大きな法的勝利となります。また、変動の激しい暗号資産市場において、価格操作の主張を証明することの難しさを浮き彫りにしと言えるでしょう。

情報ソース:Bitcoin.com News

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