DeFiレンディング大手Morpho、280億円調達|逆風下の信認か
よきょい

分散型レンディングプロトコルのMorphoが、新たに1億7500万ドル(約280億円)の資金を調達しました。一連の業界の混乱にもかかわらず、DeFi(分散型金融)インフラへの根強い需要を示すものとなっています。
Morphoのユーザーの預け入れ資産は110億ドルに達し、同プロトコルは「キュレーテッド・レンディング・ボールト(curated lending vault)」の普及に大きな役割を果たしてきました。これはファンドに似た仕組みでリスク管理者がパラメータを設定し、利用者の資金を様々な仮想通貨担保の市場に自動的に配分するものです。
今回の調達はParadigmとa16zという仮想通貨分野で最大級のベンチャーキャピタル2社が共同で主導。さらにアポロ・ファンズやサークル・ベンチャーズ、ヴァンエックといった戦略的な出資者も引き付けたとされています。
Morphoの調達は今年に入ってDeFiのエクスプロイト(脆弱性を突いた攻撃)が増加し、分野への信頼が試されるなかで行われました。KelpDAOへの攻撃に端を発したAaveの流動性危機や北朝鮮系とされるハッキング集団によるDriftからの2億8500万ドルの窃盗疑惑などが起きています。
一方、ビットコインが19カ月ぶりの安値まで急落するなか、Morphoを利用するコインベースの顧客では清算が増えており、過去1週間で約2900人が清算されたとされています。担保の価値が一定の水準を下回ると清算が発生する仕組みであり、レンディング需要の拡大とともにリスク管理の重要性も増していくことになりそうです。
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