「DAOは金が支配する」ENS創設者が構造的欠陥を指摘
よきょい

引用元: photo_gonzo / Shutterstock.com
イーサリアムネームサービス(ENS)の創設者ニック・ジョンソン氏が、分散型自律組織(DAO)のガバナンスが抱える根本的な課題について言及しました。DAOの意思決定が特定の利害関係者に偏りやすい構造にあると指摘しています。
“Governance gets dominated by people who have reasons to want to allocate the treasury the way they want. As time goes on, the votes concentrate in the hands of the people who can make money off owning them”
Nick Johnson on the fundamental problem with DAOs and why ENS is facing… https://t.co/Aw7BmAPxN8 pic.twitter.com/q61RcTNMx4
— Laura Shin (@laurashin) July 1, 2026
ジョンソン氏によると、ENSでは委任される投票権の割合が年々低下する一方、自身の保有トークン数が減っているにもかかわらず投票への影響力は相対的に高まっているといいます。同氏はこれを「DAOに共通する問題の表れ」と表現し、参加のハードルが上がっていることへの懸念を示しました。
同氏は多くのDAOが多額のトレジャリー(資金準備)を抱えている点も課題として挙げています。この資金を巡り自身の関心あるプロジェクトへの配分を望む参加者に投票権が集中しやすくなるとし、悪意がなくとも構造的にガバナンスが偏る傾向があると説明しています。
「お金が影響力を左右する投票制度に共通する問題」との指摘は、DAO型ガバナンス全体への警鐘とも受け取れそうです。ENSに限らず多くの仮想通貨プロジェクトが同様の課題にどう向き合うかが、今後のガバナンス設計の焦点になりそうです。
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