銀行破綻がステーブルコインに波及?欧州中銀が準備金見直し提言

2026/09/24・

よきょい

銀行破綻がステーブルコインに波及?欧州中銀が準備金見直し提言

RichieSanders / Shutterstock.com

欧州中央銀行(ECB)とEU各国の中央銀行で構成する欧州中央銀行制度(ESCB)は、欧州の仮想通貨規制「MiCA」で定めるステーブルコイン準備金ルールの見直しを提言しました。準備金の一定割合を商業銀行預金とする義務を撤廃し、満期の短い資産の保有比率に置き換える内容とされています。

現行のMiCAでは、電子マネー機関が発行するステーブルコインは準備金の30%以上、重要なトークンは60%以上を銀行預金で保有する必要があります。提言では、1営業日以内と5営業日以内に満期を迎える資産に最低比率を設ける案が示されました。

銀行預金は国債を売らずに償還に応じられる一方、銀行の破綻がステーブルコインに波及したり、大量償還が銀行の資金流出を招いたりする双方向のリスクを抱えます。英国はすでに商業銀行預金を準備金から除外し、中銀預金と短期国債を組み合わせる方針です。

規定の変更にはEUの立法手続きが必要で、当面は現行の預金要件が維持されます。欧州と英国の規制がどこまで歩み寄るかが、今後の焦点になりそうです。

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