1920億円が1日で消失、本人確認系仮想通貨プロジェクトがハッキング被害
よきょい

分散型本人確認プロジェクト「Humanity Protocol」に関連するウォレットが大規模なエクスプロイト(脆弱性を突いた攻撃)被害に遭い、被害額は当初の約500万ドルから3200万ドル超へと拡大しました。これを受けてネイティブトークン「H」は急落しました。
We’re aware of a security incident involving the compromise of private keys belonging to a member of the Humanity Foundation. The safety of our community is our top priority, and we want to be fully transparent about what we know.
As a precaution, please do NOT interact with the…— Humanity (@Humanityprot) June 9, 2026
オンチェーンアナリストによれば、Hトークンを保有する17以上のウォレットから資金が流出したとされています。被害の根本原因は依然不明ですが、攻撃のパターンから被害ウォレットが同プロトコルに関連する共通のリスク要因を抱えていた可能性が指摘されています。
盗まれた資金のうち2370万ドル相当がイーサリアム(ETH)にスワップされ、約790万ドル分はHトークンのまま残っていると見られています。
Humanity創業者のTerence Kwok氏はX上で侵害を認め、財団メンバーが保有していた秘密鍵の侵害を伴うセキュリティインシデントを検知したと説明。予防措置として、安全が確認されるまでブリッジや流動性プールの利用を控えるよう呼びかけています。
価格面への打撃は深刻です。Hトークンは0.8ドルから0.12ドルへと24時間で約85%下落。これは市場価値ベースで約12億ドル(約1920億円)の時価総額が消失した形となります。

懸念されるのはタイミングです。今回の侵害は、6月25日に予定されていたトークンのアンロックを数週間後に控えた時点で発生しました。それだけに同社がどれだけ早くシステムを保護できるかが、今後のH価格の安定を左右することになりそうです。
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