「DeFiサマー」から6年、相次ぐハッキングで分散型金融は落ち目なのか

2026/04/21・

よきょい

「DeFiサマー」から6年、相次ぐハッキングで分散型金融は落ち目なのか

KelpDAOで2億9,200万ドル規模のrsETHエクスプロイト(不正利用)が発生し、週末だけで約100億ドルの資金がDeFi(分散型金融)市場から流出しました。これは4月1日のDrift Protocolへの侵害、3月のVenusの事後報告に続く出来事であり、DeFiが直面する「信頼の危機」を一段と深刻なものにしています。

今回の問題が以前のスマートコントラクトのバグとは本質的に異なるのは、攻撃の性質にあります。Driftの事例では特権的なアクセス権限、事前署名された管理者アクション、偽造担保などを悪用した手法が使われており、これはコードの脆弱性ではなく運用上の複雑性を突いたものです。

KelpDAOのケースでは、クロスチェーンのメッセージを偽造することで不正な引き出しが可能になりました。



こうした連続するインシデントが示すのは、DeFiのリスクがもはやスマートコントラクトのコード内だけに収まらず、ガバナンス経路・署名者のワークフロー・オラクル・マルチチェーン構成全体に広がっているという現実です。監査や実績あるコードだけではこの全体像をカバーできません。

現在のDeFiは「信頼の圧縮」に直面していると考えられます。デフォルトのオンチェーン金融ゲートウェイとしての地位を維持するためには、セキュリティへの信頼を再構築しオペレーション上の複雑性がもたらす付加価値を証明する必要があります。

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