ビットコインETF「資金流出」の裏に潜む時価総額の罠とは
よきょい

引用元: gopixa / Shutterstock.com
ビットコイン(BTC)の現物ETFを巡り、米ドル建ての資産管理額(AUM)や流動データが投資家に誤解を与えている可能性があります。ビットコイン価格が下落すると、投資家が1株も売却していなくても時価評価によってAUMのドル数値は減少します。
市場の真の動向を把握するためには、ドル建ての数値ではなくETFが実際に保有している「BTCの枚数」と「発行済み株式数」に注目する必要があります。

Glassnodeのデータによれば、流出が報じられる期間中であっても米国のスポットビットコインETFの合計残高は約128万BTCと高い水準を維持しています。ドル建てのヘッドラインが報じる「数十億ドルの流出」という言葉は、投資家の行動ではなく資産価格の変動を反映しているケースが多いのが実情です。
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またETFの資金フローの一部は、現物保有と先物売りを組み合わせた「キャッシュ・アンド・キャリー(裁定取引)」に起因しています。この取引は先物のプレミアム(価格差)を利用して収益を得る仕組みであり、投資家のビットコインに対する感情とは無関係にスプレッド(価格差)の収縮によって機械的に解消されます。
プレミアムが縮小すると機関投資家はETFを売却してポジションを閉じますが、これは「ビットコインからの撤退」ではなく単なるトレーディング戦略の終了を意味します。
このようにビットコインETFを巡る数字には、構造的な要因と価格変動によるノイズが多分に含まれています。投資家が実際に市場から離れているのかあるいは戦略的なポジション調整が行われているだけなのかを判断するには、ドル建ての騰落に惑わされず保有枚数の推移や先物市場のポジショニングを多角的に分析することが求められます。
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情報ソース:Glassnode

























































