ビットコインに「秘匿送金」構想|金額も相手も隠せる?
よきょい
ビットコインのネットワーク上で、送金額や送受信者を秘匿できる新たな仕組み「Shielded Bitcoin」が提案されました。
研究組織[[alloc] init]のクララ・シケルマン氏らが9月24日に論文を公開したもので、ソフトフォーク(互換性を保ったルール変更)やコンセンサスルールの変更を必要としない点が特徴です。
この方式はZcashが開発した暗号化ノートやゼロ知識証明(中身を明かさずに正しさを証明する技術)などの手法を応用しています。暗号化した送金データはOP_RETURNを使ってビットコインのメインネットに記録され、対応するソフトウェアがそれを順番に読み込み、秘匿された残高の状態を再構成します。マイナーやノードは秘匿層を検証せず、ビットコインは記録と順序付けの役割のみを担います。
一方で、通常のBTCを秘匿システムに出し入れするペグイン・ペグアウトの仕組みは現行の仕様に含まれておらず、詳細な設計は未公開です。取引のタイミングや手数料などのメタデータも、依然として外部から観測できるとされています。
Bitwise Europeのリサーチ責任者アンドレ・ドラゴシュ氏は、この提案をプライバシーコインにとっての「潜在的な逆風」と評価しています。ZECは今週1,600ドルを上回り、週間の秘匿取引件数も2022年以来の高水準となっていました。実用化されれば、プライバシーを求める利用者の選択肢が広がることになりそうです。
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