仮想通貨は買わず関連株を狙う、大手投資企業の逆張り戦略とは

2026/06/29・

よきょい

仮想通貨は買わず関連株を狙う、大手投資企業の逆張り戦略とは
ct analysis

仮想通貨市場の時価総額は前年同期比で36%超下落し、アルトコイン全体は2025年10月のピークから約45%低い水準にあります。ビットコインも10年以上で最悪の年初来パフォーマンスとなる可能性があり、資金はAI関連株や大型IPOへと回転しています。こうしたなか、トークンを選ぶよりも仮想通貨活動から収益を上げる企業の株を保有する方が、よりクリーンな取引ではないかとの見方が出ています。

6月25日、ARKのETF群は4銘柄の仮想通貨関連株を約540万ドル分買い増し。内訳はコインベースに約128万ドル、サークルに約63.7万ドル、ブリッシュに約20万ドル、ロビンフッドに約327万ドルで、いずれの株価も下落するなかでの逆張りでした。

キャシー・ウッド氏が選んだのは、取引・ステーブルコイン・カストディ・個人投資家の資金フローから収益を得る企業群です。



各社の事業構造は明確です。コインベースは取引手数料やカストディに依存し、第1四半期の取引収益は約40%減の7億5600万ドルでした。サークルのUSDC流通量は770億ドルに達し、収益はリザーブの利回りと流通規模に左右されます。

強気シナリオでは、個人投資家の投機が戻りデリバティブ活動が回復すれば、これらの企業はアルトコインの物色が明確になる前に株価を織り込み直す可能性があります。一方で弱気シナリオでは資金がAIやIPOに吸われ続け、仮想通貨の取引高が薄いままなら各社の収益は圧迫され続けます。

トークンの値動きを狙うか活動量に賭けるかという選択が、今後の論点になりそうです。

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