タイがステーブルコイン規制案|本人名義に限定、1日500万バーツ
よきょい
タイ証券取引委員会(SEC)が、ステーブルコインの移転について送金元と送金先が本人名義であることを求める規制案を示しました。ライセンスを持つ事業者を通じたUSDTなどの移動が大きく制限される内容ですが、現時点では意見募集の段階で施行されている規則ではありません。
9月3日にSEC理事会が承認した原則によれば、デジタル資産事業者の顧客口座に入るステーブルコインはその顧客本人のものと確認された口座やウォレットから送られる必要があります。出金先も同様に本人名義に限られ、他人の口座からの入金や他人の口座への出金は禁止されます。対象は監督下の事業者を経由する移転で、完全に事業者の外で行われる個人間の送金には及びません。
送金額は顧客の収入源や資産状況と整合する必要があり、入金・出金それぞれ1人・1事業者・1日あたり500万バーツの上限が設けられます。SEC監督下の事業者間で双方がトラベルルールを順守する場合などは、上限の適用外とされています。SECはUSDTを中心とする取引量の増加と、マネーロンダリングやサイバー犯罪に関連する動きを理由に挙げました。
本人名義の要件は、2027年2月27日に施行される既存のトラベルルールとは別の枠組みです。意見募集は9月25日まで行われ、施行日は示されていません。最終規則が出るまでは提案の段階にとどまりますが、事業者を通じた送金の設計に影響しそうです。
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