【今日のマクロ経済ニュース】NATO首脳会議がアンカラで開幕。BTCは6.3万ドルを維持できるか

2026/07/07・

よきょい

【今日のマクロ経済ニュース】NATO首脳会議がアンカラで開幕。BTCは6.3万ドルを維持できるか

引用元: Ink Drop / Shutterstock.com

ct analysis

7月7日よりトルコ・アンカラでNATO首脳会議が開幕します。トランプ大統領、ゼレンスキー大統領も出席し、ウクライナ支援・防衛費GDP比5%目標・中東問題が同時に議論される今年最大の安全保障イベントです。

一方、昨日の国内市場では日経平均が-1,480円(-2.12%)と大幅下落。FRBのウォラー理事が「インフレは急速に加速し始めている」とタカ派色の強い発言をしたことで円安が162円台に進む中、仮想通貨市場ではビットコインが63,000ドル台を維持しています。

📈 主要指標

銘柄直近価格トレンド一言コメント
S&P 5007,537.43上昇Broadcomなど好決算銘柄が牽引。利上げ観測後退とAI投資期待が重なり+0.72%と底堅く推移
日経平均68,257円下落前日比-1,480円(-2.12%)と大幅安。骨太の方針をめぐる財政悪化懸念と円安が株式市場の重しに
金(Gold)$4,136.70/oz下落ウォラーFRB理事のタカ派発言で実質金利上昇観測が再燃し、前日の上昇から反落
原油(WTI)$68〜69/bbl保合い米・イラン協議は進展と停滞を繰り返しつつも68〜69ドル台で安定。NATOサミットの行方を見極める展開
BTC$63,289上昇日経急落の影響を受けず63,000ドル台を堅持。「株安・BTC底堅い」という逆相関の芽が出始めている
ETH$1,779上昇BTCに連動して小幅続伸。Ethereum Foundation組織再編の影響は続くが市場のセンチメント改善が支え
SOL$81.31上昇トークナイズド資産の増加など独自の好材料が継続。dApp収益の堅調さも評価されプラス圏を維持
XRP$1.126下落市場全体の上昇の中で小幅反落(-0.92%)。固有材料は薄く、短期的な利益確定売りが重し

📊 マクロ経済:本日の注目トピックス

① NATO首脳会議が本日開幕

本日7月7日、トルコの首都アンカラでNATO首脳会議が2日間の日程で開幕します。加盟32カ国の首脳が集結し、トランプ大統領にとっては今任期初のNATO首脳会議となります。ゼレンスキー大統領も出席する予定で、ウクライナへの軍事支援・将来のNATO加盟に向けた道筋・防衛費目標の3点が主要議題です。

市場が最も注目するのはトランプ大統領の発言です。トランプ氏はこれまでホルムズ海峡封鎖時にNATO加盟国が米軍基地の使用を拒否したことや、多国間の航行保護枠組みへの消極的な姿勢を繰り返し批判してきました。

今回のサミットでは防衛費GDP比5%目標の確約を各国に強く求めるとみられ、加盟国の大使が事前合意した宣言案には2026年のウクライナ支援700億ユーロ(実現性は不透明)と2035年までのGDP比5%達成への「信頼できる道筋」の提示が盛り込まれています。




② 日経急落・円安162円台

7月6日の国内市場は荒れた展開となりました。日経平均は前日比-2%と大幅に下落。主な要因は二つです。一つはFRBのウォラー理事が「インフレは急速に加速し始めている」「今後の金融政策へのアプローチを変える必要がある」とタカ派色の強い発言をしたことです。もう一つは、日本政府が近く公表する「骨太の方針(原案)」への警戒感です。財政拡張的な政策への懸念が強まる中で円売り圧力が高まり、ドル円は一時162円40銭台まで上昇しました。

本日の市場にとって最大の関門は30年利付国債の入札です。新発債利回りが4%近辺まで上昇するという歴史的な高水準にあり、骨太の方針をめぐる財政拡張への警戒と日銀が「インフレ対応で後手に回る」というビハインド・ザ・カーブ懸念が応札の手控え要因になりかねません。入札が低調に終われば超長期金利がさらに上昇し、株式市場への追加的な下押し圧力となります。

③ ウォラーFRB理事「インフレ急加速」発言

昨日のFRBウォラー理事の発言は注目に値します。「インフレは急速に加速し始めている」「金融政策へのアプローチを変える必要がある」というタカ派色の強い内容でしたが、為替市場では円安が進んだものの、相場全体への反応は限定的でした。これは先週のウォーシュFRB議長の「インフレリスクは低下した」という発言との乖離を市場が消化しきれていないことを示しています。

仮想通貨市場では、このウォラー発言が出た後もビットコインが63,000ドル台を維持したことが注目されます。日経平均が-1,480円と急落する中でBTCが底堅さを見せたことは、「リスクオフ局面でもBTCは売られない」という新たな動きの芽として市場参加者の間で議論になっています。

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