暗号資産のリターンはわずか10日で決まる|ETH最大保有企業会長
Crypto Times 編集部
世界最大のイーサリアム(ETH)財務企業BitMineのトム・リー会長は過去10年以上の暗号資産市場で確認されてきた傾向として「上昇率の高かった10日間を逃すとリターンがマイナスになる」と説明しました。
相場の底値を見極めようとして市場から離れている間に年間の利益を生み出す急騰を逃す可能性があるということです。
底値を待つほど上昇を逃す可能性
8月中旬からイーサリアム(ETH)は約1,900ドルから一時2,600ドル付近まで上昇しました。数日間で暗号資産市場全体の時価総額が約5,000億ドル増加したほか、大規模なショートポジションの清算も発生。下落を見込んでいた投資家の買い戻しが上昇を加速させました。
ETH price by TradingView
トム・リー氏は相場の底を正確に見極めようとしている間に急激な上昇を逃す可能性があると指摘。底値を待ち続けるよりも一定のポジションを保つ方が年間リターンを左右する上昇局面を捉えやすいとの見方を示しました。
リー氏は直近の暗号資産市場の上昇について、ファンダメンタルズ改善を価格が反映し始めた「軌道修正」と表現。過去の低迷期には企業の撤退や資金流入の減少、用途の縮小がみられましたが、現在は金融資産のトークン化などの利用が拡大していると指摘しています。
リー氏が市場の先行きを強気にみるもう一つの背景がAIエージェントの拡大です。
大手金融機関によるブロックチェーン活用が進むなか、株式などをデジタル化する基盤としてイーサリアムが利用されています。Robinhood ChainやCoinbaseのBaseなどイーサリアムのレイヤー2上でトークン化資産を扱う動きも進んでいます。
将来的にAIエージェント同士の少額・高頻度取引が増えた場合にも、即時決済やスマートコントラクトに対応する暗号資産のインフラが利用される可能性があるとしています。
BitMineは140億ドル相当を超えるETHを取得し、最終的にイーサリアム総供給量の5%を保有する目標を掲げています。リー氏はこうしたトークン化やAI関連の需要が現在のETH価格に十分反映されていないとの見方です。
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