トランプ氏の投稿を売る「月10万ドル」のAPI登場|数分でBTC急変も
よきょい

引用元: Yousuf_2226 / Shutterstock.com
トランプ・メディア&テクノロジー・グループが、Truth Social上の主要アカウントの投稿を機械可読形式で配信する有料データフィード「Truth API」を機関投資家向けに提供する見込みとなりました。24時間体制で配信し、金融データの標準的な仕組みを使ってミリ秒単位で届けるほか、2022年までさかのぼるアーカイブも提供するとしています。
ロイターによると価格は月額最大10万ドル、3年契約なら月6万ドルという水準が議論されました。最高額は年間120万ドルに相当します。Axiosは初期のフィードが大統領やホワイトハウス、政権幹部の10アカウントを対象にすると報じ、ウォール・ストリート・ジャーナルは少なくとも5社が契約したと伝えています。
提供されるのは公開後の投稿であり、下書きや事前通知ではないとされています。
背景には、大統領の投稿が実際に市場を動かしてきた経緯があります。2025年4月9日に相互関税の90日間停止が示された際、S&P500種株価指数は9.5%高と2008年以来の上昇となり、ビットコインも5%超上げて一時8万3000ドルを超えました。この時の清算額は5億8940万ドルで、うち3億7400万ドルがショートの清算でした。2026年3月23日にイラン関連施設への攻撃延期に言及した際は原油が13%超下落し、ビットコインは6万7000ドル台から7万ドルへ数分で上昇しています。
一方で事業上のリスクも指摘されています。ライセンス契約は政治的と判断した投稿を他のSNSで公開する自由を大統領に広く認めており、同社も大統領としての発信の多くがこれに該当し得ると認めています。トランプ氏は撤回可能信託を通じて議決権の約41.1%を握る最大の実質的所有者です。
トーレス下院議員はSECに検証を要請し、ウォーナー上院議員は金融機関に利用を控えるよう促しました。実際の配信の速さと契約実態が、今後の検証対象になりそうです。

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