仮想通貨PUMP、流通量29%が一斉解放へ|出来高の2倍が市場を襲うか
よきょい

引用元: CryptoFX / Shutterstock.com
ソラナ基盤のミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」のトークンPUMPが、7月12日に大規模なアンロック(ロック解除)を迎えます。Tokenomistの評価では放出額は1億2,700万ドル相当で、流通供給量の29.23%に当たります。対象はチームおよび既存投資家への割当分とされ、内部関係者の保有分が一斉に市場へ出せる状態になります。
問題は流動性です。PUMPは7月8日時点で0.00155ドル前後で取引され、24時間出来高は約6,400万〜7,000万ドルにとどまっています。つまり予定されている放出額は、直近の日次出来高の約2倍に相当します。Pump.funは大半の割当に「クリフ・ベスティング」を採用しており、時間をかけて徐々に放出するのではなく特定日にまとめて解放される設計です。
総供給1兆枚のうち40.30%は既にアンロック済みで、残りは2029年まで続くスケジュールに沿って解放されるとのことです。
ただしアンロックはあくまで供給の上限を決めるものであり、実際の売却量が価格圧力を左右します。Pump.funは2025年7月に1,500億枚のPUMPを12分で売り切り、6億ドルを調達した実績があります。また継続的に手数料収入を上げており、1月6日時点で2億3,300万ドルを投じて622億枚のPUMPを買い戻してきました。
この買い戻し(バイバック)が新規供給を吸収できるかが焦点となりますが、手数料収入がアンロック規模を上回って伸びなければ効果は限定的だと指摘されています。
Pump.funは収益を持つ一方で大規模な内部者クリフを抱えており、評価は分かれます。アンロック後に出来高が増えても価格が持ちこたえれば健全な吸収と受け取られ、逆に出来高増と価格下落が同時に起きれば売り抜けと解釈されます。答えが出るのは7月12日以降になりそうです。
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