100億円規模のアドレスによるビットコイン保有量、年始から900%増に

100億円規模のアドレスによるビットコイン保有量、年始から900%増に
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米国で今年1月に現物型ビットコインETFが承認されて以降、特定のアドレスによるビットコインの大量保有が進んでいます。

オンチェーンデータプラットフォームCryptoQuantのデータによると、新たに1,000BTC(現在1,03億円)以上を取得したアドレスにおけるビットコイン保有総額は、2024年1月1日時点の220,393BTCから916%増加し、2,020,000BTCに達しています。

画像引用元:CryptoQuant

これはビットコインの発行上限である2100万枚の約10分の1に相当する規模です。

これらのアドレスには、ビットコインETFの発行に備えてビットコインを収集しているアドレスも含まれており、ETFを通じて多数の投資家がビットコインに間接的に投資している可能性があります。そのため、特定の個人がこれだけのビットコインを保有しているというわけではありません。

しかしながら、アドレスベースでのビットコインの保有状況だけをみると、現在一部に偏りが生じていると言えます。

また、ETFの運用会社だけでなく企業によるビットコインの保有も進んでいます。

米マイクロストラテジー社は252,220BTC、マイニング企業のマラソンデジタルは26,842BTC、テスラは11,509BTCをそれぞれ保有しています。ビットコイン市場への機関投資家の参入が進む中、今後も大口保有者の動向に注目が集まります。

記事ソース:CryptoQuant

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