キオクシアがストップ安、4.5万円へ暴落|株安マネーはBTCへ?
よきょい

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスの株価が7月28日、制限値幅の下限であるストップ安まで売り込まれました。前日終値の5万4,550円から一時1万円安の4万4,550円(18%前後安)まで下落し、節目の5万円を割り込んだとされています。

キオクシア – Tradingview
前日の米市場でエヌビディアの財務懸念が伝わり、韓国発のAI関連株安の「第2弾」が波及した形で、日経平均株価も一時3,000円を超える下落となりました。急ピッチな上昇の反動で調整が続くなか、株式市場から抜けた資金の行き先に関心が集まっています。
キオクシアは7月17日にも前日比1万円安(16.1%安)の5万2,110円でストップ安を付けており、6月22日に記録した上場来高値(取引時間中11万2,700円)からわずか約1カ月で半値以下となったとされています。信用買い残の積み上がり(7月10日時点で売り残の20倍超)による追証・強制決済の懸念に加え、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落や株価連動性が高いとされる米サンディスク株の急落が重なり、テクニカルな要因が業績を上回って株価を動かす展開が目立っています。
こうした局面で改めて注目されるのがリスク資産としての仮想通貨との関係です。ビットコインはこのところ1BTC=6万3,000〜6万5,000ドル前後で推移しており、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて方向感を探る展開が続いています。半導体株のように過熱した相場が調整する際、利益を確定した資金の一部が仮想通貨へ向かうとの見方もあります。
もっともAI株とビットコインはともにリスク選好の強弱に連動しやすく、株安の局面ではむしろ同時に売られる傾向も指摘されており、資金が一方向に流れると断じることは難しいとみられています。実際、ビットコインも7日間では小幅ながら下落しており、株安との連動性がうかがえます。
キオクシアは7月31日に2026年4〜6月期決算を控えており、AI需要やNAND価格、在庫動向が改めて確認される見通しです。アナリストの目標株価には依然として10万円超とする強気の見方も残るものの、短期的には決算内容や米半導体株の動き、信用残の解消に株価が左右されやすい状況とされています。
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