コインベース、「cbBTC」をソラナネットワークに導入予定
Crypto Troll
引用元: Pro Aerial Master / Shutterstock.com
コインベースは、自社のビットコイン派生トークンであるcbBTCをソラナブロックチェーンに導入する計画を発表しました。これは、シンガポールで開催されたSolana Breakpoint 2024イベントで、コインベースシンガポール責任者のHassan Ahmed氏が明らかにしたものです。
cbBTC on Solana. Coming soon https://t.co/03bSVcaY4C
— Coinbase Assets 🛡️ (@CoinbaseAssets) September 21, 2024
Ahmed氏は、具体的な導入時期については言及しませんでしたが、「我々は最近BaseでcbBTCをローンチしましたが、我々のユーザーはソラナを愛している。私たちもそうだ」と述べました。
コインベースは先週、8月に予告していたラップドビットコインの独自バージョンcbBTCをローンチしました。ローンチ当初は、イーサリアムとBaseネットワークで展開されましたが、cbBTCのサポートを他のブロックチェーンネットワークにも拡大する予定であることに言及をしていました。
cbBTCは、コインベースが保有するビットコインによって1:1で裏付けられたERC-20トークンで、イーサリアムやBaseエコシステムのDeFiプロトコルにビットコイン流動性を提供したいユーザーや、他の資産の担保として利用したいユーザーを対象としています。
WBTCのシェアを崩せるか
現在、ラップドビットコインの最大手はBitGoが提供するWBTCですが、ジャスティン・サン氏との提携をきっかけとして、リスクに対する懸念が高まっており、これに伴ってSky(旧MakerDAO)はWBTCの担保利用を廃止しました。
関連:Sky(旧MakerDAO)、WBTCの担保利用を廃止へ
Tron創設者のジャスティン・サン氏は、cbBTCは準備金証明や監査がなく、コインベースが一方的にユーザーの資産を凍結できることなどcbBTCに対する懸念を指摘しています。しかしながら、ユーザーにとって、cbBTCは新たな有力な選択肢として考えられており、今後のラップドビットコインのシェア争いに注目が集まります。