仮想通貨ハッキング被害、Q2だけで1250億円|88件が発生

2026/07/01・

よきょい

仮想通貨ハッキング被害、Q2だけで1250億円|88件が発生

2026年第2四半期に仮想通貨のDeFi分野で発生したハッキングは88件、判明している被害額の合計は7億8030万ドル(約1250億円)に到達しました。流動性提供者にとって、利回りだけでなくブリッジや鍵管理、契約ロジックといった構造的なリスクが投資判断に組み込まれつつあるようです。

被害額の内訳を見ると4月単月で6億4480万ドルと突出し、5月と6月も合計1億3540万ドルの損失が続きました。DeFiプロトコルを標的とした事案は61件で7億3580万ドル、ブリッジ関連とされる事案は19件で3億5340万ドルに上ったとのことです。



KelpDAOやLayerZeroを巡る事例では、単発のハッキングがプロジェクト全体のセキュリティ体制見直しにつながったと報じられています。THORChainでは攻撃発生後にシステムが自動停止する事態もあり、ルーティングの信頼性が崩れた際の対応の難しさが浮き彫りになりました。TRM LabsやCertiK、Chainalysisなども、鍵管理やクロスチェーン検証、資金洗浄の速度といった観点から仮想通貨を狙う脅威の分析を進めています。

こうした状況を受け、プロトコル側にはバグバウンティの拡充や監視体制の強化、保険の整備など、セキュリティを「信頼を示す製品」として扱う動きが広がることが予測されています。

第2四半期の一連の事案はDeFiの利回りに隠れたコストとして、今後の資金移動や流動性形成のあり方に影響を与えていくことになりそうです。

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