ナスダックのBTC新商品が宙に|CME「証券ではない」と反論
よきょい

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Nasdaq PHLXが計画するビットコイン指数オプション「QBTC」の開始が止まったままとなっています。SECは7月29日、5月に出した承認を見直すよう求めたCMEグループの申立てを受理しました。承認はCMEが6月11日に異議を申し立てて以降、自動的に停止しており、判断の期限は設けられていません。意見書の提出期限は8月24日とされています。
QBTCは満期に権利行使される現金決済型の契約で、日中の価格はCME CF Bitcoin Real Time Index、最終決済はCME CF Bitcoin Reference Rateのニューヨーク版に連動します。乗数の設計上、1枚が約1BTC分の参照エクスポージャーに相当します。清算はオプション清算機関(OCC)がSEC規制下の立場で担う想定です。
CMEは2026年の仮想通貨デリバティブ全体で1日平均40万7,200枚、前年比46%増と説明しており、機関投資家の需要が高まる局面での競合となります。
CMEの主張はビットコインは証券ではない商品であり、その価格に直接連動するオプションは商品取引所法上のコモディティ・オプション・スワップにあたり、CFTCの専管管轄に属するというものです。SECスタッフはCFTCがSECとの同時管轄を条件に免除を与えれば取引所法3B条により証券とみなし得るとし、ドッド・フランク法717条を根拠の一部としました。CMEはこれを、証券関連デリバティブの不確実性を解消するための規定を拡大解釈したものだとしています。
CMEはこの解釈に仮想通貨に限る歯止めがないと警告し、金・原油・トウモロコシ・小麦などETFが存在する商品にも同じ論法が及び得ると指摘しています。SECは承認の維持、修正、取り消し、差し戻しのいずれも選べる立場です。
仮にナスダックが認められても、上場と清算にはCFTCの免除やOCCの承認、開示書類の更新が別途必要になります。証券取引所がCFTC規制の領域に入れるのかという問いは、当面決着しそうにありません。
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