BTCマイニング企業に電力利用の危機、電気代15倍で高まる批判
よきょい

米国のビットコインマイナーが電力網への貢献を証明する現実的な試練に直面しています。米エネルギー情報局(EIA)は、国内の電力消費量が2025年の4兆1,950億キロワット時から2026年に4兆2,690億、2027年には4兆3,990億キロワット時まで増加すると予測しています。
同局はこの伸びをAIデータセンター、仮想通貨マイニング、そして広範な電化によるものとしており、2年で2,040億キロワット時、平均負荷にして約23.3ギガワット分が上乗せされる計算です。
2026年には商業用電力需要が1兆5,500億キロワット時と、家庭用の1兆5,080億キロワット時を初めて上回る見通しです。テキサス州の電力信頼度評議会(ERCOT)は、ピーク需要75メガワット以上の施設を「大規模柔軟負荷」と定義し、マイニング施設を需要増の主因の一つとしています。
13州をまたぐPJMインターコネクションでは、需給逼迫時の価格が何を意味するかが既に示されています。EIAは今夏の卸電力価格を1メガワット時あたり平均45ドル前後と予測しますが、熱波の際にバージニア州の卸価格は約40ドルから600ドル超まで15倍の急騰を記録しました。データセンター主導の容量課金はPJM管内で1,000%以上上昇し、オハイオ州のある製造業者は月額課金が1,600ドルから1万2,000ドルに増えたと述べています。
強気のシナリオでは、マイナーは出力抑制を記録可能な調整力サービスへと転換します。EIAの見通しでは2027年の発電構成のうち再生可能エネルギーが27%を占め、余剰電力を吸収し逼迫時には停止できる負荷の価値が高まります。逆に、電圧擾乱への耐性や抑制実績を示せなければ系統連系の審査は厳しくなり、電力契約の条件も悪化しかねません。
2027年という節目は、どの大規模負荷が約束通りに振る舞うかを電力事業者が判断できるだけのデータが揃う時点となりそうです。
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