バイナンスの出金、早める方法は?「優先枠」販売は詐欺

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バイナンスの出金、早める方法は?「優先枠」販売は詐欺

バイナンスは11月2日、ハッキング被害からの復旧に伴う段階的な出金再開に乗じた詐欺への注意を呼びかけるセキュリティ勧告を出しました。

同社は10月29日、ホットウォレット(インターネットに接続された資産管理用ウォレット)が侵害され、約63億ドル(約9900億円)相当の仮想通貨が盗まれています。勧告では、バイナンスの担当者を装い、遅延している出金や補償請求、資産回収の手助けを持ちかける手口を挙げました。偽のメールやダイレクトメッセージ、グループチャットに加え、悪意ある指示を添えた少額の送金にも警戒が必要としています。

同社によると、詐欺師は保留中の出金を早めると約束したり出金待ちの優先枠を販売したり、安全とされるウォレットへの資産移動を指示したりする可能性があります。同社は出金の解除に手数料を求めることはなく、有料の回収サービスやウォレット取引の承認要求も行わないと強調しました。偽の準備金証明サイトや補償の対象確認リンクにも注意を促しています。

同社は11月2日、10月31日0時(UTC)時点のスナップショットについて、ゼロ知識証明(個別の中身を明かさずに正しさを証明する暗号技術)の作成を完了したと発表。対象はビットコイン、イーサリアム、BNB、XRP、ソラナ、ジーキャッシュと、USDT、USDC、USD1、RLUSDの4種のステーブルコインです。

同社は影響を受けた資産の約95%を自己資金で補填したとしており、残り5%は流動性が低く調達が難しい銘柄としています。出金は11月1日から順次再開され、11月3日には次の段階が予定されていますが、対象の資産やネットワークは明らかにされていません。11月4日には対象銘柄を広げた新たなスナップショットを取得し、証明の作成にはさらに40〜50時間かかる見込みです。

出金が全面再開されるまでの間、利用者には公式アプリでの状況確認と不審な連絡への慎重な対応が求められそうです。

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