「ビットコインDeFiは伸びない」大手プロジェクトが事業縮小を決断
よきょい

ビットコインを基盤とした分散型金融(DeFi)の需要不足が無視できない課題として浮上しています。レイヤー2(処理を高速化する補助的なネットワーク)「Botanix」を運営するBotanix Labsは、ビットコイン本来のDeFiに対する需要が事業を維持するには弱すぎると判断しサービスの縮小を決定しました。
It is with a heavy heart that we announce we are winding down the Botanix network.
This decision is the hardest one we have made in four years, and we want to share the reasoning openly because the people who backed us, built with us, and used what we shipped deserve more than a…
— Botanix 🕷️ (@botanix) June 9, 2026
今回の縮小は通常のトークン暴落とは性質が異なるとされています。Botanixはトークン発行やエアドロップ、ポイントプログラムといった初期の活動を人為的に作り出す手法を意図的に避けてきました。それでも需要は十分に伸びなかったとされています。第1段階の終了予定日は7月1日で、その後7月15日までの猶予期間、必要に応じて8月1日まで延長したうえで残るビットコインを回収し会社の解散手続きに入る計画です。
同社のネットワーク「Spiderchain」は1年以上にわたり稼働率100%を維持し、セキュリティ上の事故もなかったとされています。処理件数は2,500万件超、ウォレット数は約20万に達し、ChainlinkやMorpho、GMX、OKX Walletなど著名な事業者との連携も実現していました。
こうした実績がありながら撤退に至った背景について、同社はビットコインコミュニティの関心の中心を読み違えたと説明しています。ビットコイン保有者の多くは準備資産としての位置づけや政治的・金融的役割をめぐる議論の途上にあり、プログラム可能な活用はその下流に位置するという見方です。
同社は貸借や基本的な利回り、レバレッジ取引であれば、成熟したレイヤー2上のラップドビットコイン(WBTC、ビットコインを別チェーンで扱える代替トークン)で大半の利用者には十分だと指摘しました。
市場全体ではビットコインの利回り商品や担保活用が広がる一方、利用者は既存の取引所やETF、ブローカー主導の商品といった、より使い慣れた経路を選ぶ傾向が強まっています。
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