XRPホルダーの取得単価は現値の2倍|重い「戻り売り」圧力とは
よきょい

XRPの価格回復にとって、過去に高値で購入した保有者の存在が重しとなっています。Glassnodeによれば、6〜12カ月前に購入した保有層の平均取得価格は約2.22ドル(約355円)で、7月15日時点の価格1.11ドル((約177円))の2倍の水準となっています。直近1カ月に購入されたコインの実現価格が1.09〜1.11ドルであることと比べても、大きな開きがあります。
他の保有層も含め全体として含み損の状態が続いています。1〜2年保有層の実現価格は約1.89ドルで、損益分岐点までは約70%の上昇が必要となります。XRP全体の実現価格は1.36ドルで、保有者全体で損失が利益を上回っていることを示しています。
デリバティブ市場の見方も割れています。XRP無期限先物のファンディングレートは、Krakenの-0.016%からBitgetやHuobiの+0.010%まで2.6ベーシスポイントの幅で分散しています。CoinGlassはファンディングレートが利用者構成や証拠金の傾向、取引量、各取引所のマーク価格算出方式によって変動するため、建玉やボラティリティ、清算データと併せて見るべきだと注意を促しています。
ここからの動きは双方向に圧力を生むことになります。1.11ドルを明確に上抜ければ直近の買い手がまず含み益に転じ、1.36ドルへ向かえば保有者全体の状況が改善に向かいます。同時に、マイナス金利の取引所では売り建てが買い戻しを迫られる展開も想定されます。逆に1ドルを割り込めば、直近の買い手が初めて含み損に転じ、プラス金利の取引所で積み上がったロングポジションが巻き戻される可能性があります。
FRBが6月17日に政策金利を3.50〜3.75%に据え置き、米国上場のXRP現物ETFが7月6〜10日の週に約720万ドルの純流出を記録するなか、当面は1ドルと1.11ドルが試金石になりそうです。
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