200億ドル規模のゴールドを実査|ステーブルコイン最大手に初監査
Crypto Times 編集部

ステーブルコインUSDT発行元のテザーはKPMG (US) による2025年12月期の財務諸表監査が完了したと発表しました。監査意見は留保や例外を一切付けない「無限定適正意見」で、独立監査人が表明できる肯定的な評価にあたります。発表によると、同社が財務諸表の完全な監査を受けるのは今回が初めてで、初回の財務監査としては史上最大規模だとしています。
Tether Completes the Largest Inaugural Financial Audit in History
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— Tether (@tether) August 13, 2026
今回の監査は同社が四半期ごとに公表してきた準備金報告とは性質が異なります。対象はUSDTの発行主体であるTether International, S.A. de C.V.の財務諸表全体で、準備金の構成だけでなく負債・損益・資本変動・キャッシュフローを含め、米国会計基準(US GAAP)に基づきAICPA(米国公認会計士協会)の基準で取引記録や評価、取引相手までを実証的に検証したものです。KPMGは保管業者の報告に頼らず、テザーが保有する金地金を1本ずつ数えて確認したといいます。監査済みの財務諸表では2025年12月末時点で準備金が発行済みトークンの負債を68億1,400万ドル上回ったとされています。
テザーを巡っては、長年にわたり「完全な監査を受けていない」ことが批判の的となってきました。パオロ・アルドイノCEOは「監査の完了は不可能だと言う批判者もいたが、我々は再び間違いを証明した」と述べ、今回の監査完了を「ステーブルコイン業界にとって決定的な瞬間だ」と位置づけています。
準備金の中身は米国債が中心
USDTの準備金の内訳は大手会計事務所BDOの保証付きで同社が四半期ごとに公表している準備金報告から確認できます。2026年6月末時点の報告では総資産は約1,878億ドルで直接・間接を合わせた米国債へのエクスポージャーが約1,350億ドルと過去最高に達し、構成の中心を占めています。このほか金が約188億ドル(146トン超)、ビットコインが約9万9,000BTC(約58億ドル)含まれており、米国債の保有規模は民間では世界最大級です。今回の監査はこの四半期報告とは別に2025年12月末時点の財務諸表全体を対象に行われました。
なかでも目を引くのが金の現物実査です。テザーの金保有はで、KPMGはこの金地金の実在を1本ごとに確かめたとしています。同社は8月12日に金担保でドル建てトークンを発行するサービスの終了を発表しており、商品ラインの整理も並行して進めています。
ステーブルコイン市場全体では、競合USDCではなど、発行体への資金の出入りが注目される局面が続いていました。各国で発行体への規制整備が進むなか、最大手が自主的に財務諸表監査を完了したことで他の発行体にも同水準の検証を求める圧力が強まるかが今後の焦点になりそうです。

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記事ソース:Tether























































