ナスダック上場企業がイーサリアム購入を停止|資金はAIとチップへ
よきょい

ナスダック上場のマイニング機器メーカーIntchains Groupが、イーサリアムの新規購入から手を引き、次世代マイニングチップと初期段階のAI事業へ資本を振り向ける方針を示しました。上期の売上高が前年同期比で94%減少したことが背景にあります。同社は8月20日に決算を公表しました。
売上高は前年同期のRMB1億7560万からRMB1110万(約160万ドル)へ落ち込みました。そのほぼ全額がRMB1090万の非中核チップ在庫を関連当事者へ売却したもので、中核のハードウェア事業の弱さが浮き彫りになっています。
同社は仮想通貨の「重要な追加蓄積」はもはや想定しないとし、次世代ASICの開発と商用化、AI領域の探索に資金を優先する一方、既存のトレジャリー維持とステーキング収益の継続は掲げました。
購入停止は当面の資金繰り難によるものとは限りません。6月末時点の現金・短期投資はRMB4億6110万(6800万ドル)で、ASIC計画を自己資金でまかない、少なくとも12カ月の事業活動を支えられる水準としています。6月30日時点でETH建て資産を約9176単位(RMB9810万相当)保有し、8月20日時点で4556ETHをステーキングへ配分しました。ただし2月には積立方式でのETH蓄積を掲げていたため、方針の転換にあたります。
売上原価はRMB2210万と売上高の2倍に達し、需要減と販売価格の低下を受けて余剰在庫の減損も計上しました。ETH下落によるRMB8950万(1320万ドル)の公正価値損失も重なり、上期はRMB1億4890万(2190万ドル)の純損失となっています。前年同期はRMB430万の黒字でした。
7月にテープアウトを終えた次世代ASICは第4四半期の商用化を目標としており、丁強CEOは2026年下期に小幅な寄与、2027年に本格的な牽引役になるとの見方を示しています。

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