AIの次はビットコイン?希少性資産への回帰は6〜9か月先か
Crypto Times 編集部

AIの熱狂が冷めたとき資金は「希少性のある資産」ビットコインへ戻ってくる――リサーチ番組「Inflection Point」のアナリストは、6〜9か月先にそんな転換が訪れると読みます。
いまはAI関連が仮想通貨の資金を吸い上げ、相場の重しになっている局面。しかし、AI投資が行き過ぎた「フレンジー(熱狂)」だとすれば、その調整は避けられない、というのが彼らの見立てです。
AIは「次のボトルネック探し」から「本物探し」へ
番組のアナリスト、デイビッド・ラワント氏はこれまでのAI相場が「次のボトルネックを当てる」ゲームだったと振り返ります。まずモデル、次に計算資源、そしてメモリや電力――と移ってきたその物色がいまや終わりに近づいているという見立てです。次に問われるのは「誰が持続的な堀(moat)を持つか」。設備投資が数百億ドル規模に膨らむなかでは判断を誤る余地は小さいといいます。
番組ホストのマイケル・マルカントニオ氏はOpenAIの資金繰りが流出して赤字が表面化し、アンソロピック(Anthropic)がリードを広げているとの見方を示しました。番組では、アンソロピックとOpenAIのIPO(新規株式公開)がどうなるかが、相場の現在地を測る目安になるとの指摘も出ています。
実際、集合知としての機能も期待される予測市場「Polymarket」の「2026年末時点でどの企業が最高のAIモデルを持っているか?」というマーケットではアンソロピックが67%と2位以下に大差をつけたオッズを維持しています。
ドットコム期がそうだったように、技術そのものは本物でも市場が過大評価し資本を浪費する「フレンジー」は起こりうる――。こうした調整の後にビットコインへ関心が戻るという読みはAIバブルの崩壊が逆に仮想通貨を押し上げると説くアーサー・ヘイズ氏の見方とも重なります。
「4年サイクル」とETFという落とし穴
アナリストのマーク・トーマス・アルジューン氏はビットコインの「4年サイクル」では今年の第4四半期から上向く、と指摘します。自身はかつて「ETFがある今、4年サイクルは終わった」と考えていたものの、データを見直すとETFは価格上昇時はやや遅れて買い、下落時にはさらに遅れて売る傾向があり、むしろ下落局面で売り圧力を強める側だったといいます。
ラワント氏はAIによる資金流出が最も効くのはETFの周辺だとみます。証券口座でビットコインETFを売り、スペースXのような「新しい光り物」へ乗り換える非ネイティブ層が中心で仮想通貨に慣れた層の売りはすでに多くが済んだ可能性があるといいます。
いずれも当事者の見立てでありAI調整の時期も相場の底も不確実です。それでも「熱狂が冷めたとき、世界は再び希少性を意識する」という読みは4年サイクルの転換時期ともゆるやかに符合します。AIの後にビットコインの出番が巡ってくるのか―次のテーマとして覚えておきたい視点といえます。
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記事ソース:Inflection Point























































