ビットコインさらなる下落か、銀行の好成績が引き締めを後押し

2026/06/29・

よきょい

ビットコインさらなる下落か、銀行の好成績が引き締めを後押し
ct analysis

米国の大手32行すべてが、6月24日にFRBの年次ストレステストを通過しました。今年のシナリオは異例の厳しさで、失業率が10%まで上昇し、商業用不動産価格が39%、住宅価格が30%下落し、約7080億ドルの損失が一斉に発生する状況を想定したものでした。それでも各行は融資と株主還元を続けられるだけの資本を保ったとされています。

ただし、今年の結果は各行の資本要件を実際には変更しません。FRBは2月にモデルの見直しを進める間、ストレス資本バッファー要件を2027年まで凍結すると決めていたためです。つまり最も注目される試験が好成績で通過したにもかかわらず、結果にはほとんど何もかかっていない状態です。

今回のテストは32行と前年の22行から拡大し、想定損失も約5500億ドルから7080億ドルへと増えました。



このテスト結果はビットコインにも関わってきます。健全な銀行セクターはFRBが大きな懸念なく金融引き締めを維持できることの裏付けにもなるためです。ビットコインは6月を通じて6万ドル付近で推移し、昨年10月に付けた12万6080ドルの最高値から約52%下落しています。強いドル、上昇する米国債利回り、タカ派的なFRBが下押し圧力となっています。

かつては「銀行から逃れるためにビットコインを買う」というヘッジの論理が中心でした。しかし現在は銀行や資産運用会社、ETF発行体、企業の財務部門が仮想通貨に直接的なエクスポージャーを持つため、両者の連動性が強まっています。

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