BTC保有額とほぼ同額を借入、マイニング企業に何が起きたのか

2026/08/04・

よきょい

BTC保有額とほぼ同額を借入、マイニング企業に何が起きたのか
ct analysis

ビットコインマイニングから高性能計算(HPC)へ事業を広げるPowerComputeが、子会社US Digitalを通じてArch Lendingから約1,807万ドルを借り入れたことを開示しました。

7月27日付の2本のブリッジノート(つなぎ融資)で、返済期限は署名からわずか4日後の7月31日、支払いは8月1日午後5時(米東部時間)まで認められていたとされています。

調達資金はGalaxy DigitalとLiebel向け債務の全額返済に充てる予定で、その間にビットコインを担保とする長期融資枠を最終調整する計画でした。2本の元本は11,005,502.75ドルと7,063,342.53ドルで、合計18,068,845.28ドルとなります。この金額は同社が6月30日時点で自社ビットコイン保有全体に付けた1,860万ドルの評価額の約97%に相当します。



同社は6月末時点で318.3BTCを保有し、うち174BTCはGalaxyの融資枠の担保として差し入れられているとされています。Liebel向けの2本のローン(計700万ドル)には約112.7BTCが制限付きカストディに置かれていると第1四半期報告に記載されており、直近の更新はありません。第1四半期の資料では、Galaxyが担保のビットコインを再利用できる条項も示されていました。

期限当日の開示以降、SECへの新たな提出書類やプレスリリースは確認されていません。ノートには年15%の遅延利息が定められていますが、それが発動したことを示す情報も公表されていないとされています。

Arch側の融資条件は担保数量・LTV(担保掛目)・清算基準ともに未開示のままで、6月末の318.3BTCを現時点の自由に使える資産とみなすことは難しい状況が続きそうです。

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